莉音ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:35 UTC 版)
「DRACU-RIOT!」の記事における「莉音ルート」の解説
佑斗と莉音にはいくつか共通点がある。本土に住んでいたこと、元々は人間だったが後天的に吸血鬼となったこと、孤児院に住んでいたこと、幼い頃に通院していたこと。物語の冒頭では明かされないが、佑斗と莉音は人造ライカンスロープであることも共通していた。佑斗と莉音は境遇に共感して徐々に親密になっていく。 Lの流通経路を調べていくうちに、風紀班は蓮沢・三大寺という研究者に着目する。蓮沢は非合法に人造ライカンスロープを作る研究を行っていた吸血鬼で、三大寺は蓮沢を信奉する人間の研究者である。蓮沢は風紀班の調査によれば4年前を最後に目撃されなくなっていたが、三大寺は蓮沢と称する人物から研究データの一部を引き継ぎ研究を行っていた。研究の過程で生まれたのがLである。ライカンスロープ因子を人工的に作ろうとした結果、三大寺は吸血鬼を著しく興奮させるLを生み出した。研究資金難に陥っていた三大寺はLをヴァンパイアドラッグとして売り出して資金を得ていた。 佑斗と莉音がライカンスロープであることを知った三大寺は二人の誘拐を企てる。誘拐は佑斗と莉音が複数の能力を発揮したことで未然に防がれる。三大寺は後に逮捕され、Lが作り出された過程が明らかになる。また、佑斗と莉音が人造ライカンスロープであることを三大寺は蓮沢から聞いたことが明らかになる。 佑斗は得た情報から、元樹がライカンスロープであり蓮沢に扮して三大寺と接触していたことを思い付く。核心に迫る佑斗と莉音の前に元樹が現れる。元樹は自身がライカンスロープであること、蓮沢を殺した上で彼に成り代わり三大寺と交流していたこと、そして三大寺を殺したことを佑斗達に告げる。突然変異によるライカンスロープである元樹は、佑斗と莉音に対し三人でアクアエデンを出ることを勧める。男女のライカンスロープが同時代に現れたことで、ライカンスロープという種の始まりを元樹は期待していた。しかし佑斗と莉音は誘いを断り、元樹と対峙する。佑斗は莉音に教わった合気道で元樹を抑えることに成功し、元樹を吸血する。ライカンスロープが吸血鬼を吸血すると、吸血鬼を人間にすることが出来るのであった。元樹も吸血により人間となる。吸血により、佑斗は元樹の記憶を引き継ぐことになる。 元樹との対決から一ヶ月後、佑斗と莉音は将来を誓い合う仲になる。しかし、ライカンスロープ因子が子供に遺伝することを恐れる。二人はお互いに吸血を行い、共に人間へ戻ることに成功する。月日は流れ、佑斗と莉音はアクアエデンで結婚式を挙げる。二人は友人達から祝福された他、獄中に居る元樹からも祝福のメッセージを受け取る。
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