舌状花
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/20 23:18 UTC 版)
舌状花は、基部の構造は筒状花と同じで、花弁の先端が片方に大きく伸びて広がっている点が異なる。花弁の基部の筒状の部分を筒部、先端の広がった部分を舌状部と言う。タンポポなどは、頭花が全て舌状花で構成されているが、ヒマワリなどで見られるように、中心部に筒状花が密集し、周辺に舌状花が並んで飾りとなっているものが多い。舌状花が装飾になっているものでは、舌状花は雌花となっているものが多い。
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舌状花
「舌状花」の例文・使い方・用例・文例
- 広く分布する悪臭を放つ雑草で、黄色の中心花と白い舌状花を有する頭花を持つ
- よく発達した舌状花が通常一重の輪に配列された頭花を持つ、数多い各種のキク科の植物の総称
- オーストラリア西部産の一年生植物で、白や青から紫、あるいは多彩な舌状花からなる頭花を目的に多く栽培される
- ユーラシア産の多年生草本で、黄色の舌状花と暗色の中心を持つヒナギクに似た花をつける
- 米国南西部産の一年生の植物で、紫の舌状花を持つ頭花と籠に似た苞が目的で栽培される
- 多年生の旧世界の草本で、青い小花の舌状花を有する頭状花を持ち、根とパリッとした食用になる葉先を目的に栽培され、サラダに使用される
- 塊根と舌状花のある派手で様々な色の頭状花があるダリア種の、または、そのダリア種から開発されたいくつかの植物の総称
- 米国東部産の各種の多年草の総称で、厚くざらざらした葉を持ち、長い茎についた、垂れた舌状花と円錐に似た中心を持つ華やかな花をつける
- よく分枝する植物で、有毛の葉と茎を持ち、茎のそれぞれに細い白、ピンクまたは薄紫の舌状花を持つ単性の頭花をつける
- 北米東部の一般的な多年草で、通常すみれ色から紫色の舌状花を持つ
- 分岐する葉状茎を持つ植物で、各枝ごとにたくさんの細いピンク色や薄紫色、あるいは白色の舌状花によって、とりわけ派手な単独の頭状花を持つ植物
- 米国南東部産の多年生草本で、白の舌状花からなる頭花を持つ
- 柔らかな毛に覆われた南アフリカ産草本で、明るい青の舌状花を持つ花をつける
- 傾状性の南アフリカ産多年草で、葉が密に生えた短い茎と、基部が黒い眼状斑点になっているオレンジ色の舌状花を持つ
- 垂れ下がる黄橙色の舌状花を持つ頭花をつける、米国西部産の丈夫な多年草
- カリフォルニア産の一年草で、先端が白い黄色の舌状花を持つ頭花をつける
- シダに似た葉と、非常に細長い明るい紫の舌状花からなる頭花を持つ野生のヒナギク
- 葉のついた茎と、細長い明るい赤紫または紫の舌状花からなる頭花を持つ、野生のヒナギク
- 葉のついた灰色がかった茎と、細長い薄紫またはスミレ色の舌状花からなる頭花を持つ野生のヒナギク
- 黄色い舌状花の中心近くに赤茶色の斑点がある、カリフォルニアの一年草
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