総長と補佐官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 16:43 UTC 版)
「セブンスドラゴン2020」の記事における「総長と補佐官」の解説
日暈棗(ひかさ なつめ) 声 - 水樹奈々 ムラクモ機関総長で、代々ムラクモの長を務める家系に生まれている。33歳。以前より特殊機関「ムラクモ機関」のリーダーとしてマモノ殲滅の指揮を執っていた。ドラゴン襲来後は犬塚総理より全権を任せられ、日本の実質的な指導者になる。見た目は穏やかだが、作戦遂行のためにはどんな犠牲も厭わない冷血な一面も持つ。 あらゆる能力がオールAという優秀な人物だが、天才(Sランク)には及ばないことに密かにコンプレックスを抱いており、人為的にSランクの人物を生み出す研究に手を染め、実験体として集めた孤児のタケハヤ達に人体改造を施していた。果てはエメルから提供されていたドラゴンクロニクルを悪用することで人竜ミヅチとなり、ドラゴン側に加担するという凶行に走らせることとなる。日暈家は1000年以上、『力ある者』を束ねてきており、ナツメは物語開始の十数年前、ヨーロッパに留学、詳細不明の組織と関わりを持ち、ドラゴンの研究に没頭し続けた。その過程で『力ある者』は所詮は『人』の『力』を持っている者達でしかないという考えに至り、上記のコンプレックスも相まって、『神』の『力』(つまり、ドラゴンの力)を欲するようになった。彼女の裏切りはキリノに衝撃を与え、後にムラクモに対して不信感を持つ議員を生み出し、犬塚総理が彼らから「イヌヅカ派」の頭として批判され、ムラクモ(ひいては13班)を政治利用しているなどのあらぬ噂の風上に立たされる原因となった。人竜ミヅチ ナツメが主人公らが集めた帝竜のサンプルを用いて竜化した姿。単身でアメリカ合衆国の軍隊を壊滅させる程の戦闘力と、休眠中の帝竜を目覚めさせる力を持つ。 都庁に避難していた人々の多くを失踪させた後、東京タワーにて彼らを(キリノ以外全員)惨殺。主人公らと敵対する。 トウキョウタワーにて主人公らに見切りをつけて戦いを挑むも敗北。最後は自分が本当は何をしたかったのかが分からないまま、キリノの名前を呼びつつ消滅した。 桐野礼文(きりの あやふみ) 声 - 石田彰 ナツメを補佐する研究者。マッドサイエンティストな面も持つ。28歳。ナツメと比べるとどうにも頼りない印象が強く、発言にもあまり自信は見られない。本当は優しい性格で、タケハヤ達をこっそり研究所から逃がしている。 後に東京都庁から避難民の大半が失踪した際はアオイと共に捜索し、道中竜となったナツメと再会。彼だけは殺されることなく生かされ、後にリン達に救助される。密かにナツメに対して好意を寄せていたこともあり、当初はリーダーであるナツメの裏切りに激しくショックを受けていたが、やがて彼女に代わるムラクモ機関の実質的なリーダーとなる。頼りない性格は相変わらずだが、彼なりに主人公らを激励するなどしている。
※この「総長と補佐官」の解説は、「セブンスドラゴン2020」の解説の一部です。
「総長と補佐官」を含む「セブンスドラゴン2020」の記事については、「セブンスドラゴン2020」の概要を参照ください。
- 総長と補佐官のページへのリンク