統合運用の障害とは? わかりやすく解説

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統合運用の障害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 04:56 UTC 版)

日本軍」の記事における「統合運用の障害」の解説

統合運用とは軍種間で脅威認識国防方針一致させ、平時においては共同作戦計画準備訓練を行うことによって、統合化行ったうえで運用する方式である。大日本帝国憲法第11条での陸海軍並立規定は、歴史的な陸海軍政治対立もあって、この統合運用体制確立阻害する一因となった明治初期には兵部卿陸海軍軍令軍政一元的統括していたが、明治5年1872年)に軍隊巨大化伴って軍政機関陸軍省海軍省分けられた。明治11年1878年)には軍令機関参謀本部設置され三元化する明治19年1886年)に陸海軍統合軍機関である統合参謀本部国防省防衛省に相当)に類するものが設置されることが決定したが、後に陸軍参謀本部海軍参謀本部に再び軍令機関二元化した。明治36年1903年)には海軍軍令機関である軍令部設置されその後陸海軍令軍政統一的な統制を行う機関整備されることはなかった。僅かではあるが、昭和20年1945年5月1日大本営設置され海運総監部により国家船舶一元的運営開始されたことで、陸海軍における輸送船の共通運用や護送問題解消実現したが、既に制海権失われつつあり時を逸したものとなった統合運用体制不備陸海軍国防思想不整合作戦行動における不和時には陸海軍内部対立までをも生み出し旧日本軍統合運用決定的に困難なものにした。

※この「統合運用の障害」の解説は、「日本軍」の解説の一部です。
「統合運用の障害」を含む「日本軍」の記事については、「日本軍」の概要を参照ください。

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