第4部 ピエール・ベズーホフとは? わかりやすく解説

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第4部 ピエール・ベズーホフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 10:36 UTC 版)

戦争と平和 (1967年の映画)」の記事における「第4部 ピエール・ベズーホフ」の解説

フランス軍モスクワ迫りクトゥーゾフ将軍モスクワ死守するか、退却するかの決断迫られた。小さな少女が見つめる中で将軍たちの作戦会議一部反対押し切ってクトゥーゾフモスクワ放棄することを決意するモスクワ市民たちは先を争って避難開始したロストフ家も多く市民とともにモスクワ市街を撤退するが、ピエール農民に身をやつして街に残る。ナポレオンを殺すつもりであったフランス軍モスクワ入城の後に市内略奪ほしいまま暴徒の街と化した。やがて義憤にかられ抵抗したピエール放火容疑フランス軍捕まり死刑宣告を受けるが、フランス軍士官ランバール大尉おかげで危うく処刑逃れる一方危篤状態で避難してきたアンドレイは、避難した所でナターシャ再会しナターシャ許しを請うアンドレイは「僕は前よりももっと強く深く愛しています」と語り2人お互いの愛を確かめあう。しかし数日後アンドレイ全て許して息絶えるクトゥーゾフナポレオンの降伏勧告無視し続けモスクワフランス兵放火から市街大火見舞われて、士気乱れるままになってナポレオン焦燥危機感は増すばかりであった。そしてついにナポレオン何の成果を得ることなくモスクワからの退却決断するナポレオン撤退報せ受けたクトゥーゾフ将軍はひれ伏して神に感謝したここからロシア軍反撃始める。 フランス軍捕虜になっていたピエールは同じ捕虜となった農民兵のプラトン・カラターエフと知り合う何事も運命逆らわず、利口ぶらず、単純素朴に生きる彼の考え方死線乗り越えてきたピエールは深い感銘を受け、フランス連行され途中に力尽きてカラターエフは射殺されるが、人間生命力尊さ知り迷い吹っ切れていく。 ナポレオン軍隊はやがて冬将軍訪れとともに寒さ飢え執拗なロシア軍追撃に、雪崩をうって敗走するピエールはやがて解放されるが、ナターシャの弟ペーチャはフランス軍追撃闘い戦死する。ついにナポレオン自軍見捨てて行った捕虜となったフランス兵中にランバール大尉がいた。彼はロシア兵隊たちから「みんな同じ人間だ」と、酒食ふるまわれるロシア勝利喜び湧いていた時にピエールモスクワ戻って来た。彼は人間は幸福のために生まれてきた存在であることを実感として悟った。やがてピエールアンドレイの妹マリヤ訪ねアンドレイの話を始めると、隣の喪服姿女性笑顔見せていることに気づいた。それはナターシャであった。そして二人初め会ったときから変わらぬ愛を確認するであった原作第三巻第三部から第四巻までに相当する内容になっている。ただし原作にあるエピローグはなく、ピエールナターシャ再会することで結ばれることを示唆して映画幕を閉じる。

※この「第4部 ピエール・ベズーホフ」の解説は、「戦争と平和 (1967年の映画)」の解説の一部です。
「第4部 ピエール・ベズーホフ」を含む「戦争と平和 (1967年の映画)」の記事については、「戦争と平和 (1967年の映画)」の概要を参照ください。

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