第2章・革命
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「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第2章・革命」の解説
フォルテに向かうために、ザビ平原を進むアレグレットたち。そこへヤギに襲い掛かる魔物と戦っている女性に遭遇する。女性に加勢し、ヤギを救うアレグレットたちは女性に家に招待される。女性はビオラと名乗り、鉱封薬がアレグレットたちが言うような万能薬などではなく、確実に死に近づく薬であり、過度に服用すると魔物と化してしまう事を告げる。そしてその魔物たちがフェルマータの砦に住み着いているのだと。それを聞いてワルツに事情を話して、鉱封薬の生産を止めてもらう事を決意するアレグレットたちだったが、ビオラはワルツに借りがあるという理由から一緒についていくと言い出す。「また一人増えるのかよ」と文句を言うアレグレットだったが、一流の弓の腕を持つビオラの存在は確かに心強くもあった。 カバサ大橋、そしてフェルマータの砦、ハノンの丘を抜け、フォルテ城下町にたどり着くアレグレットたち。だが翌日、ワルツへの面会のために城に足を運んだ途端、突然チューバ率いる騎士団がいきなりアレグレットたちに襲い掛かってくる。「お前らの行動など全てお見通しだ。」たかが面会の手続きに来ただけなのに、いきなり意味不明な事を言われて襲われる状況に困惑しながらも、アレグレットたちはチューバを打ち倒す。だがそれも空しくアレグレットたちは牢獄に囚われてしまうのだった。だが牢獄の中でアレグレットたちは一人の少女に出会う。彼女こそ、マーチが心配していた双子の姉・サルサだったのだ。サルサは鉱封薬生産のために山の発掘が行われているせいで、アゴゴの生息地が激減しつつあるという現状をワルツの側近・レガートに伝え、これ以上鉱封薬を作るのはやめてほしいと頼み込むのだが、サルサがアゴゴの森の番人だと知るや、いきなり牢獄に囚われてしまったのだという。アレグレットは突然「脱出しよう」と言い出し、針金1本で器用に牢屋の鍵をこじ開けるが、あまりの手馴れた手つきにポルカは疑惑の目を向ける。そしてビオラはアレグレットがリタルダントで盗みを働いて生計を立ててきた事を、一目で見抜くのだった。 ジルバ、クラベス、ファルセットは、ハノンの丘の隠し通路から城の内部へと侵入しようとしていた。だが隠し通路を開いた途端、そこから突然現れたアレグレットたちにジルバたちは驚く。そしてそこには救出対象だったサルサの姿も。「…任務完了だな。」ジルバは苦笑いしながらもそう呟き、アレグレットたちにサルサを助けてくれた礼を言う。彼らは反政府組織アンダンディーノと名乗り、鉱封薬によって人々を魔物に変えようとしているワルツを止めるために活動している組織なのだという。そう、ワルツは鉱封薬の危険な副作用を知らずに国民に提供していたのではなく、その副作用によって国民を魔物にし、兵力を無限に増殖しようとしていたのだ。そしてワルツはある目的のために、光るアゴゴの手掛かりを知っているであろうサルサを捕らえていたのである。光るアゴゴなんて存在しないと言うサルサだが、「詳しい話はあたしの家でしよう」というビオラの提案で、一行はザバ平原へと向かう。だがカバサ大橋に辿り着いた所へ、アレグレットたちを逃がした事をワルツに叱責され、最期通告まで受けたチューバが必死の形相で襲い掛かってきた。この戦いに自分の命が掛かっているチューバの凄まじい気迫の前に圧倒されるアレグレットたちだったが、どうにかチューバを撃破する。だがチューバの捨て身の一撃で橋は崩落し、チューバは転落死。アレグレットたちもまた、川の激流に飲み込まれてしまうのだった。
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