第1の哨戒 1942年9月 - 11月
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「キングフィッシュ (潜水艦)」の記事における「第1の哨戒 1942年9月 - 11月」の解説
9月9日、キングフィッシュは最初の哨戒で日本近海に向かった。担当海域に到着後パトロールを開始し、9月25日には.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度28分 東経135度38分 / 北緯33.467度 東経135.633度 / 33.467; 135.633の潮岬沖で3隻からなる輸送船団を発見、最後尾の輸送船に対して魚雷を3本を発射し、うち一発を命中させたと判断されたが、攻撃そのものは輸送船康寧丸(中村汽船、2,345トン)に魚雷が向かったものの回避された。キングフィッシュは以後18時間にわたり爆雷攻撃を受けたため被害状況は確認できなかったが、作戦海域からの離脱に首尾よく成功した。10月1日午後、キングフィッシュは北緯33度30分 東経135度30分 / 北緯33.500度 東経135.500度 / 33.500; 135.500の和歌山県市江崎沖で、東京に向けて航行中の輸送船陽明丸(日本郵船、2,861トン)を発見。発射した3本の魚雷のうち、2本は陽明丸の船底を通過したが、別の1本が陽明丸に命中し瞬時に沈没。逸れた残りの魚雷2本は、日置町伊古木海岸に漂着した。爆雷攻撃の届かぬ深度に潜航したキングフィッシュは、魚雷を再装填した後、航路の哨戒を継続した。4日後の10月5日未明3時には室戸岬沖で輸送船立神丸を発見し、浮上攻撃で魚雷を3本発射したが命中しなかった。その後二週間は接敵しても攻撃圏内に目標が入ってこない日々が続いたが、10月23日になって再び市江崎沖で目標を発見する。キンクフィッシュは北緯33度12分 東経135度15分 / 北緯33.200度 東経135.250度 / 33.200; 135.250の地点で輸送船団を発見して魚雷を2本発射し、特設砲艦盛京丸(朝鮮郵船、2,608トン)に魚雷を命中させ、これを撃沈した。翌10月24日未明、八丈島の方向に針路を向けていたキングフィッシュは、折からの悪天候の中で厳島丸級と思しきタンカーを発見して魚雷を2本発射し、1本は当たったのではないかと判断された。11月3日、キングフィッシュは55日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投。改装が施された。
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