第1の哨戒 1942年7月 - 9月
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「ハダック (潜水艦)」の記事における「第1の哨戒 1942年7月 - 9月」の解説
7月28日、ハダックは最初の哨戒で東シナ海に向かった。この時、ハダックには最新のSJレーダー(英語版)が装備された潜水艦の1隻だった。このSJレーダーを装備することによってアメリカ潜水艦は以後、夜間や視界の悪いときの戦闘でも目標を逃さず探知して攻撃できるようになった。8月11日午後、ハダックは北緯29度00分 東経138度30分 / 北緯29.000度 東経138.500度 / 29.000; 138.500の地点で1,000トン級トロール船に対し魚雷を1本発射するが、命中しなかった。翌8月12日、今度は北緯28度30分 東経133度10分 / 北緯28.500度 東経133.167度 / 28.500; 133.167の地点で9,000トン級大型輸送船を発見し、魚雷を3本発射して1本の命中を報じる。夜に入り、北緯29度45分 東経132度45分 / 北緯29.750度 東経132.750度 / 29.750; 132.750の地点で同じ目標に対し水上攻撃で魚雷を2本発射し、2本とも命中して目標を撃沈したと判断された。攻撃後、ハダックは南西諸島を抜けて台湾近海に移動した。8月22日、ハダックは北緯25度52分 東経121度29分 / 北緯25.867度 東経121.483度 / 25.867; 121.483の基隆沖で特設運送船辰鳳丸(辰馬本家商店、6,334トン)を発見し、魚雷を4本発射して2本を命中させて撃沈。4日後の8月26日未明には、北緯26度52分 東経121度23分 / 北緯26.867度 東経121.383度 / 26.867; 121.383の地点で輸送船帝春丸(帝国船舶、2,251トン)をレーダー探知し、まず艦尾発射管から魚雷を4本発射するが回避され、間を置かず艦首発射管から魚雷を2本発射して1本が命中し、帝春丸は火を発して沈没していった。その後ハダックは、台湾東岸および南西諸島方面で哨戒した。9月19日、ハダックは52日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。
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