第四版 - NABRE
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「新アメリカ聖書」の記事における「第四版 - NABRE」の解説
詳細は「新アメリカ聖書改訂版」を参照 1994年には、旧約聖書の改訂作業が始まった。しかしながら、1991年以来詩篇は典礼での使用が拒否されており、テクストは2000年にローマ教皇庁の委員会とラテン典礼のカトリックのミサで使用しようとしていた司教たちによって改められた。これがアメリカ合衆国のカトリックの聖書日課で使用される現在のテクストである。教皇庁はいくつかの性中立的言語、例えば話者が誰かについて語っている際に、その人が男性か女性か分からない時("man"と言う所に"person"という言葉を充てる)に使用を認めたが、神やキリストに関する変更については一切拒否した。2008年11月には、改訂聖杯典礼詩篇[訳語疑問点]がアメリカ合衆国カトリック司教協議会(英語版)によって認められ、そして現在ではバチカンの承認を待っている状況である。これはアメリカ合衆国において聖書日課で使用する詩篇として、現在の改められた新アメリカ聖書の詩篇に取って替わるだろう。 2002年には、旧約聖書(詩篇を除いて)が完成しカトリックの翻訳として相応しいかどうかを判断してもらうためにアドホックな委員会に送られた。 2003年6月には、詩篇の再改訂版が2001年5月7日にローマの典礼秘跡省によって発布された教令リトゥルギアム・アウテンティカム(英語版)の指示を受けて完成した。しかし、アメリカ合衆国のアドホック委員会はそれを拒否した。2008年に再び改訂されて儀式司教委員会(Bishops Committee on Divine Worship)に送られたが、改訂聖杯典礼詩篇[訳語疑問点]に賛同してこれを拒否した。 2008年9月には、旧約聖書の最後の一冊(エレミヤ書)がアドホック委員会によって承認された。同年11月には、翻訳が完成した旧約聖書(脚注や紹介文を含めて)アメリカ合衆国カトリック司教協議会(英語版)によって是認された。しかしながら、彼らは1991年版の詩篇をそれと共に出版することを認めなかった。アドホック委員会と『リトゥルギアム・アウテンティカム』との更に緊密な連携によって調べられる提案を使って、新アメリカ聖書の詩篇の最終改訂が引き受けられた。 2011年1月に、新アメリカ聖書の第四版が同年の3月9日に発売されると発表された。『新アメリカ聖書改訂版』、或いはNABREとして知られていたこの最新のテクスト、新アメリカ聖書の第四版は新しく改訂された旧約聖書と再改訂された詩篇、そして第二版から改訂された新約聖書を含んでいる。新アメリカ聖書改訂版が『リトゥルギアム・アウテンティカム』と一致させる方向で新アメリカ聖書の改訂を提供する間、新アメリカ聖書改訂版をアメリカ合衆国で聖書日課のために使用する計画は公表される計画は無かった。
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