第六世界エルキュリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:25 UTC 版)
主要登場作品 : 『セブン=フォートレス メビウス』(TRPG) 管理者 : 水神 守護者 : マジズワイ13世 守護天使 : 不在?(“冥蟹王”カニジェネラルはかつて守護天使だった。他にもいるのかは不明) 世界全体が広大な海に覆われた海洋世界。魔法文明が発達しておりそれを利用した機械なども作られているが、文化レベルは「剣と魔法のファンタジー世界」である。 300年前の大災害により陸地の多くが海に没し、いまや世界の97%~98%が海洋となったこの世界では、わずかに残った陸地に人類はへばりついている。世界には8つの国家が存在するのだが、陸地は今でも少しずつ沈みつつあり、他国の土地を奪わなくては自国はいつかは滅ぶという状況がどこの国でも続いている。もっとも戦力は拮抗しているのか世界大戦が行われることはない。しかし全ての国は軍事力として盛んに「軍艦」を作っている。 「軍艦」とは魔法の力を付与された船のことで、魔法の力で推進し、魔法の力で大砲を撃つ。軍艦同士の戦争では主砲の打ち合いによる殲滅戦になりがちなため、敵の軍艦に艦載機(飛竜といわれるドラゴン)を使って爆撃をかけたり、白兵戦をしかけて敵の軍艦を乗っ取るやり方が好まれる。このとき白兵戦には冒険者が雇われることもある。なお、この世界の冒険者は旧世界の海底遺跡から古代のアーティファクトをサルベージするのも仕事の一つである。 冥界門が海底に出現したことで冥魔勢力の侵攻は抑制されており、一般人はその存在にも気付いていなかったが、偵察に訪れた守護天使カニジェネラルが冥魔に取り込まれ、“冥蟹王”カニジェネラルと化した現状、海底活動可能な冥魔が大量に生み出されている。しかし、一般には単なるクリーチャー被害だと思われているようだ。 最近、この世界で大きな変化が起こりつつある。なんとどの勢力にも属していない海域に、まるで天から降ってきたように突如大陸一つが現れたのである。大地に不足するエルキュリアの人々はこの“堕ちたる地”に我先に艦隊を派遣したが1隻を残して消息を絶った。その後も接近した艦船は大半が撃沈され、生存者の証言も錯綜しており、正体がつかめないまま狙われている。 実は“堕ちたる地”には地上の“褐色の魔神官”勢力と、その直下に存在する冥界門の二種類の勢力が存在している。撃退に留めようとする前者と人類を滅ぼそうとする後者の対応の違いから情報が錯綜する現状が発生している。なお、守護者マジズワイ13世は前者と何らかの密約を交わしており、エルキュリアの人々に“堕ちたる地”に近づかないように忠告している。
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