第二次シケリア戦争とは? わかりやすく解説

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第二次シケリア戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 05:00 UTC 版)

カルタゴ」の記事における「第二次シケリア戦争」の解説

共和政による効果的な政策結果紀元前410年までには、カルタゴ回復遂げていた。再び現在のチュニジア一帯支配し北アフリカ沿岸新たな植民都市建設したまた、サハラ砂漠横断したマーゴ・バルカの旅行や、アフリカ大陸沿岸を巡る航海者ハンノ旅行後援している。版図拡大するための遠征は、モロッコからセネガル大西洋にまで及んでいた。しかし、同じ年、金や銀の主要産地であったイベリア半島植民都市カルタゴから分離し、その供給断たれた。 ハミルカル長男ハンニバル・マゴは、シチリア島の再領有向けて準備始めた紀元前409年ハンニバルシチリア島への遠征行い第二次ヒメラの戦い)、現在のセリヌンテにあたるセリヌスヒメラ現在のテルミニ・イメレーゼの東12キロメートル)といった小都市占領成功して帰還した。 しかし、敵対するシラクサはまだ健在であったため、紀元前405年ハンニバルシチリア島全域支配目指して、二回目遠征開始した遠征は、頑強な抵抗不運に見舞われた。アクラガス包囲戦最中カルタゴ軍疫病蔓延しハンニバルもそれにより亡くなってしまった。彼の後任として軍を指揮したヒメルコは、ギリシア軍包囲打ち破りゲラ占領したゲラの戦い)。さらに、シラクサ新たな僭主ディオニュシオス1世の軍もカマリナ破ったが(カマリナ略奪)、ヒメルコもまた疫病にかかり、講和を結ばざるを得なくなった紀元前398年、力をつけたディオニュシオスは、平和協定を破りカルタゴ要塞モティア攻撃したモティア包囲戦)。ヒメルコはただちに遠征軍率いてモティア奪回し逆にメッセネ(メッシーナ)を占領したメッセネの戦い)。紀元前397年には、第一次シュラクサイ包囲戦にまで至るが、翌年、再び疫病見舞われ、ヒメルコの軍は崩壊したシチリア島カルタゴにとっての生命線であり、カルタゴ固執しつづけた以後60年以上にわたり、この島でカルタゴギリシア小競り合いが続くこととなる。紀元前340年カルタゴ領土は島の南西の隅に追いやられ、依然として不穏な情勢にあった

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第二次シケリア戦争(紀元前410年 - 紀元前340年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 06:12 UTC 版)

シケリア戦争」の記事における「第二次シケリア戦争(紀元前410年 - 紀元前340年)」の解説

70年にわたりシケリアギリシア殖民都市反目繁栄続け一方カルタゴ現在のチュニジアの北半分にあたる肥沃な土地征服し北アフリカにレプティス、オエアen現在のトリポリと言った新し植民都市建設していた。またマゴ・バルカサハラ砂漠横断してキレナイカ到達し航海者ハンノアフリカ西岸探検した。しかしイベリア植民都市先住民協力してカルタゴから離反しイベリアからの銀と供給絶たれてしまった。

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