第二次「ソ」作戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 06:08 UTC 版)
6月11日、二五一空零戦隊34機がブカに、二〇四空零戦隊24機および一五一空一〇〇式司偵1機がブインに進出、翌12日、予定通り第二次ソ作戦が実施された。この日も前回同様に天候偵察が二式艦偵によって早朝に実施され、ラッセル諸島方面の天候は良好との報告に基づき、二五一空の零戦32機、二〇四空が同24機、五八二空が同21機の合計77機の零戦が6時50分ブイン上空で合同、進撃を開始した。8時30分ごろラッセル諸島上空に達し、約30分ほど邀撃に上がった連合軍戦闘機約70機と空戦を交え、およそ11時前後に各隊発進基地に帰投した。第一基地航空部隊指揮官はこの日の夕方、第二次ソ作戦の結果を戦闘速報をもって報告、戦果として敵戦闘機32機撃墜、被害として未帰還6機、不時着1機とした。また、その所見の中で、敵戦闘機の戦意が前回と比較して消極的であり、もっぱら自軍の追撃戦の様相であったこと、また敵戦闘機との空戦中、ラッセル諸島の飛行場から飛行機の発進と思われる砂塵を認めたことなどをあげている。このような航空作戦を実施したにも関わらず、攻撃隊帰投後、一〇〇式司偵によって実施された戦果確認において、ガ島第一飛行場に小型機約50機、同第二飛行場に小型機約100機、大型機約50機、同第三飛行場に小型機約50機を認め、その他にラッセル諸島、ルンガ泊地、ツラギ港などに大小の輸送船18隻、駆逐艦7隻を認めた。なおこの日の連合軍側の実際の被害は戦闘機6機喪失であり、二人を除いた全ての搭乗員が救出されている。
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