第一次国連海洋法会議とは? わかりやすく解説

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第一次国連海洋法会議

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 21:41 UTC 版)

国際連合海洋法会議」の記事における「第一次国連海洋法会議」の解説

1947年国連体制下において国連総会は、個人資格専門家によって構成される国連国際法委員会設置し国際法法典化作業をその任務とした。そして同委員会最初作業テーマ一つとして選ばれたのが海洋法法典化であった国際法委員会1949年第1会期会合から領海制度公海制度法典化について審議行い1956年の第8会期会合海洋法に関する最終草案採択されたことに伴い国連総会に対して外交会議の招集勧告した国際法委員会勧告受けた国連総会1957年決議1105(XI)を採択し、これに基づき1958年2月24日から4月27日にかけて86カ国の参加による第一次国連海洋法会議がスイスジュネーヴ開催された。 ここで国連国際法委員会73カ条からなる海洋法草案提出しそれを基に審議進められ結果領海条約大陸棚条約公海条約公海生物資源保存条約4つ条約いわゆるジュネーヴ海洋法四条約採択された。これらの条約1966年までに全て発効し、後に国連海洋法条約発効するまでの約30年間にわたり海洋法秩序主要部分としての役割果たした。 しかしこのジュネーヴ四条約の締約国はいずれ少数とどまり条約加入していない国との間では条約締約国との関係においても依然として国際慣習法適用された。 さらに長年懸案であった領海幅員については3カイリ、6カイリ12カイリと、各国間の主張対立したままここでも合意に至ることはできなかったため領海条約にもこの点についての規定設けられることはなく、結局この問題先送りにされた。

※この「第一次国連海洋法会議」の解説は、「国際連合海洋法会議」の解説の一部です。
「第一次国連海洋法会議」を含む「国際連合海洋法会議」の記事については、「国際連合海洋法会議」の概要を参照ください。

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