竹鼻鉄道とは? わかりやすく解説

竹鼻鉄道(モ771・モ772)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 22:53 UTC 版)

名鉄モ770形電車 (初代)」の記事における「竹鼻鉄道(モ771・モ772)」の解説

1942年昭和17年当時の竹鼻鉄道は、デ1形1 - 4形式図)およびデ5形5 - 8の計8両の旅客用車両保有したが、これらはいずれ小型車体の4輪単車であった。そのため、太平洋戦争勃発に伴う戦時体制への移行による利用客増加対応する目的で、より大型の2軸ボギー車導入し輸送力増強を図ることを計画した当時戦時体制移行伴って民間向け資材調達に難が生じつつあり、鉄道車両設計認可に際して製造必要な鋼材電気機器などの調達方法明示必須とされたことから、従来車のうちデ1形1 - 4の4両を種車として同形式の改造名義によって2両の2軸ボギー車新製する旨、同年11月10日付で認可申請行い日本鉄道自動車工業(現・東洋工機)に2両の電車発注した。 同2両の形式および記号番号デ1形2代1・2予定されていたが、実際に設計認可下りたのは竹鼻鉄道が名鉄へ吸収合併された後の1943年昭和18年5月19日のことであり、翌1944年昭和19年7月現車2両が落成した際に付され形式および記号番号はモ770形(初代)771・772となった。 なお、本形式種車となったデ1形1 - 4は本形式2両の竣功引き換えに、本形式製造メーカーある日鉄道自動車工業下取りされる予定であった。しかし実際にデ1 - デ4とも本形式主電動機供出して制御車代用となったのみで、本形式竣功後も名鉄保有車両として主に竹鼻線において運用されたのち、デ1・デ4が1948年昭和23年2月9日付で野上電気鉄道へ、デ2・デ3が同年6月25日付で熊本電気鉄道それぞれ譲渡されている。

※この「竹鼻鉄道(モ771・モ772)」の解説は、「名鉄モ770形電車 (初代)」の解説の一部です。
「竹鼻鉄道(モ771・モ772)」を含む「名鉄モ770形電車 (初代)」の記事については、「名鉄モ770形電車 (初代)」の概要を参照ください。

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