積極的な掲揚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 05:00 UTC 版)
第二次世界大戦後、祝祭日や国際試合などでは積極的に掲揚されている。 沖縄県において日章旗は1945年(昭和20年)の沖縄戦から1972年(昭和47年)5月15日の沖縄返還までのアメリカ軍統治時代には多くの住民の間で本土復帰を求める象徴であり、各家庭では日の丸を大切に所持していた。 サッカーやバレーボールの国際試合において、日章旗をモチーフとしたフェイスペインティングも2002年(平成14年)のFIFAワールドカップ頃を境に一般化している。 政党自由民主党:記者会見の際には会見席の横に必ず、党旗と共に2対掲揚。 マスメディア産経新聞:祝日には、朝刊一面の日付右に、国旗と祝日名を表示(国旗の表示は祝日のみであり、振替休日・国民の休日には、国旗の表示はない)。 民間商業施設大丸松坂屋百貨店:大丸神戸店等で、祝日の際に社旗に代わって掲揚。 なお、天皇誕生日などの一般参賀での国旗は皇居外苑周辺で配布されているが、これはあくまで民間の一般社団法人国旗協会の「皇居参賀協力委員会」で提供しており、行政機関である宮内庁は無関係である。 公共施設 官公庁や公共施設では、祝祭日以外にもよく日常掲揚される。 国旗の取り扱いについては各自治体が定めており、都道府県旗や市町村旗と同じ高さか、一段高く掲揚される。 公共交通機関 九州旅客鉄道(JR九州):2002年(平成14年)12月23日の天皇誕生日以降、全ての有人駅で祝日に国旗掲揚を実施。 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・阪神電気鉄道・近畿日本鉄道:営業中の全種別全列車の、車内妻面(貫通扉上)に小旗の日章旗を2本交差する形で、1両の客室内に計4本取り付けられている。 日本国内の多くのバス運営社局:祝日に路線バスの車体に国旗を掲揚して運行している。振替休日・国民の休日には通常掲揚はしない。このことからも、国旗掲揚の意味は、単なる休日ダイヤであることの告知ではなく、祝日を祝う意味であることが分かる(ただし、神奈川中央交通など、国民の休日や振替休日・年末年始などに、休日ダイヤや臨時ダイヤで運行していることを告知するために使用される場合もある)。 国旗掲揚は祝日に限られ、振替休日・国民の休日には掲揚(又は表記)しないことが多い。振替休日・国民の休日は祝日とは異なり、暦上の日取り以外に休日の「祝う意味合い」がないためと思われる。
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