神田岩本町とは? わかりやすく解説

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神田岩本町

読み方:カンダイワモトチョウ(kandaiwamotochou)

所在 東京都千代田区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒101-0033  東京都千代田区神田岩本町

岩本町

(神田岩本町 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 01:45 UTC 版)

岩本町
町丁
北緯35度41分37秒 東経139度46分36秒 / 北緯35.693567度 東経139.776636度 / 35.693567; 139.776636
日本
都道府県  東京
特別区 千代田区
地域 神田地域
人口情報2025年(令和7年)3月1日現在[1][2]
 人口 3,981 人
 世帯数 2,803 世帯
面積[3]
  0.201462162 km²
人口密度 19760.53 人/km²
郵便番号 101-0032[4]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 品川
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神田岩本町
町丁
北緯35度41分37秒 東経139度46分36秒 / 北緯35.693567度 東経139.776636度 / 35.693567; 139.776636
日本
都道府県  東京
特別区 千代田区
地域 神田地域
人口情報2025年(令和7年)3月1日現在[1][2]
 人口 48 人
 世帯数 29 世帯
面積[3]
  0.01493874 km²
人口密度 3213.12 人/km²
郵便番号 101-0033[6]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 品川
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岩本町(いわもとちょう)は、東京都千代田区にある地名。住居表示実施済みで、現行行政地名は岩本町一丁目から岩本町三丁目。なお、本項では起源を同じくする神田岩本町(かんだいわもとちょう)についても併せて説明する。

概要

千代田区の北東部に位置する。岩本町と神田岩本町を含めた町域の北側は神田川を挟んで千代田区神田佐久間町神田佐久間河岸に接し、東は千代田区東神田、南は中央区日本橋小伝馬町日本橋本町、西は千代田区神田須田町神田東松下町神田東紺屋町神田紺屋町2町域に分かれたうちの南部)・神田西福田町神田美倉町にそれぞれ接している。岩本町と神田岩本町の間を昭和通りが通っている。

岩本町一〜三丁目は1965年7月1日住居表示実施によって新設された町名で、神田岩本町の一部のほか、神田大和町、神田松枝町、神田元岩井町の全部、神田豊島町、神田東松下町の各一部からなる。神田岩本町は岩本町三丁目の西側、昭和通りを挟んで西側に位置し、前述の住居表示実施の対象外となった狭小な区域が住居表示未実施のまま存続しているものである。なお、「神田」を冠称する旧町名と「神田」を冠称しない新町名が併存しているケースとしては、他に神田鍛冶町と鍛冶町がある[7]神田 (千代田区)も参照のこと)。

当地は商業地域としての性格が強く、オフィスビルや商店が多く見られる地域となっている。また岩本町一帯(三丁目付近)はかつては大規模な古着市場があったことでも有名であった。この名残で現在でも、数は減ったが東部の東神田一体と共に繊維業関係の企業や商店が散見できる。(近くの日本橋馬喰町日本橋横山町にも多い)他の業種のオフィスビルも多く見られる。

神田柳原の古着市場」 神田柳原(川岸通り)、神田岩本町、芝日陰町は、古着屋が軒を列ね古着市場として知られた。殊に、柳原はつるしの古着屋が多く、「柳原物」「柳原仕立」といえば古着を意味した。「神田柳原の古着市場明治以前より最も名高し又近年は官許を得て公然なる市場を建設し年中朝市の盛りなること他に類を見ぬ東京の一名物なり」と記載あり。 — 清水晴風著『東京名物百人一首』明治40年8月「神田柳原の古着市場」より抜粋[8]

地域内の町名・施設

岩本町一丁目

地域南部。神田金物通りより南の地域。ビルや商店が立ち並んでいる。

岩本町二丁目

地域中部。神田金物通りより北で、神田平成通りより南側の地域。ビルや商店が立ち並ぶ。

岩本町三丁目

地域北部。神田平成通りより北の地域。地域内の靖国通り下に都営新宿線岩本町駅がある。ビルや商店が立ち並ぶ。繊維関連の企業や商店も見られる。

神田岩本町

地域北西部。昭和通りより西側の一地域。ビルや商店が立ち並ぶ。住居表示未実施地域。

  • 東京衣料

世帯数と人口

2025年(令和7年)3月1日現在(千代田区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1][2]

岩本町

丁目 世帯数 人口
岩本町一丁目 697世帯 1,103人
岩本町二丁目 1,553世帯 2,196人
岩本町三丁目 553世帯 682人
2,803世帯 3,981人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
1,068
2000年(平成12年)[10]
1,081
2005年(平成17年)[11]
1,471
2010年(平成22年)[12]
2,082
2015年(平成27年)[13]
3,048
2020年(令和2年)[14]
3,763

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
354
2000年(平成12年)[10]
412
2005年(平成17年)[11]
779
2010年(平成22年)[12]
1,377
2015年(平成27年)[13]
2,073
2020年(令和2年)[14]
2,508

神田岩本町

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[9]
76
2000年(平成12年)[10]
63
2005年(平成17年)[11]
68
2010年(平成22年)[12]
67
2015年(平成27年)[13]
49
2020年(令和2年)[14]
47

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[9]
29
2000年(平成12年)[10]
29
2005年(平成17年)[11]
32
2010年(平成22年)[12]
33
2015年(平成27年)[13]
27
2020年(令和2年)[14]
29

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2017年8月現在)[15]。なお、千代田区の中学校では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能[16]

丁目 番地 小学校 中学校
岩本町一丁目 1〜6番 千代田区立千代田小学校 千代田区立麹町中学校
千代田区立神田一橋中学校
7〜14番 千代田区立和泉小学校
岩本町二丁目 9〜19番
1〜8番 千代田区立千代田小学校
岩本町三丁目 1〜2番
3〜11番 千代田区立和泉小学校
神田岩本町 全域 千代田区立千代田小学校

交通

地域を南北に水天宮通り・大門通りが通っている。また地域を東西に神田金物通り・神田平成通り・靖国通り・柳原通りが通っており、神田金物通りは岩本町一丁目と岩本町二丁目の境界となっている。神田平成通りは岩本町二丁目と岩本町三丁目の境界となっている。地域西部にある昭和通りは地域内の靖国通りとは岩本町交差点で交差しており、当交差点付近の靖国通り下に都営新宿線岩本町駅がある。また昭和通り上には首都高速1号上野線が通っている。昭和通りは北部の神田川上に和泉橋として川にかかっている。

当地域内では岩本町駅のほか、地域北部方面では秋葉原駅、南部方面では東京メトロ日比谷線小伝馬町駅、地域西部では神田駅がそれぞれ利用可能である。

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]

岩本町

丁目 事業所数 従業員数
岩本町一丁目 394事業所 5,358人
岩本町二丁目 644事業所 9,827人
岩本町三丁目 481事業所 10,550人
1,519事業所 25,735人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[18]
1,261
2021年(令和3年)[17]
1,519

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[18]
21,223
2021年(令和3年)[17]
25,735

神田岩本町

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]

  • 事業所数 : 107事業所
  • 従業員数 : 2,242人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[18]
108
2021年(令和3年)[17]
107

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[18]
2,299
2021年(令和3年)[17]
2,242

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[19])。
町丁 郵便番号 郵便局
岩本町 101-0032[4] 神田郵便局
神田岩本町 101-0033[6]

脚注

  1. ^ a b c 町丁別年齢別人口(住民基本台帳) - 令和7年3月1日現在” (XLS). 千代田区 (2025年3月13日). 2025年3月31日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-2.1)
  2. ^ a b c 町丁別世帯数および人口(住民基本台帳)”. 千代田区 (2025年3月13日). 2025年3月31日閲覧。
  3. ^ a b 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2025年3月30日閲覧。(CC-BY-4.0)
  4. ^ a b 岩本町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  5. ^ a b 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  6. ^ a b 神田岩本町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  7. ^ 住居表示と町名の情報 神田と麹町:千代田区
  8. ^ 清水晴風著『東京名物百人一首』明治40年8月「神田柳原の古着市場」国立国会図書館蔵書、2018年2月10日閲覧
  9. ^ a b c d 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b c d 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b c d 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b c d 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b c d 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b c d 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  15. ^ 区立小学校の通学区域”. 千代田区 (2017年8月17日). 2018年1月2日閲覧。
  16. ^ 区立中学校の通学区域と学校選択”. 千代田区 (2017年10月26日). 2018年1月2日閲覧。
  17. ^ a b c d e f 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  18. ^ a b c d 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  19. ^ 郵便番号簿 2024年度版” (PDF). 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。

関連項目

外部リンク


神田岩本町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:03 UTC 版)

岩本町」の記事における「神田岩本町」の解説

地域北西部昭和通りより西側の一地域ビル商店立ち並ぶ住居表示未実施地域東京衣料

※この「神田岩本町」の解説は、「岩本町」の解説の一部です。
「神田岩本町」を含む「岩本町」の記事については、「岩本町」の概要を参照ください。

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