石錐とは? わかりやすく解説

いし‐きり【石×錐】

読み方:いしきり

打製石器の一。石の先をとがらせたもので、回転させて使う回し錐と、前後動かして使う突き錐とがある。日本では旧石器時代から弥生時代にかけてみられるせきすい

石錐の画像

石錐

読み方:イシキリ(ishikiri), セキスイ(sekisui)

縄文・弥生時代打製石器の一


石錐

読み方:イシキリ(ishikiri)

縄文・弥生時代穿孔具として使われ石器


石錐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/11 15:16 UTC 版)

千葉県印旛郡酒々井町墨古沢遺跡で出土した旧石器時代前半代(約3万4000年前)の石錐(酒々井コミュニティプラザ内遺跡展示室[1])。

石錐(せきすい/いしきり)は剥片石器の一種で、獣皮や樹皮などに穴を開けるための工具(穿孔具)[2]。一種の携帯ドリルで、日本列島では旧石器時代に出現した[3]

概要

材料は黒曜石チャート粘板岩頁岩が多い[4]打製石器の範疇に含めることが多いが、先端のドリル部分には磨きをかけることが多い。

同音の石錘(せきすい)は網漁に用いられる漁具である「おもり」であり、使用法・製作法ともに異なる。石錘と区別するため「いしきり」と呼称する場合もある。

脚注

  1. ^ 生涯学習課文化財班 (2019年7月2日). “墨古沢遺跡”. 酒々井町. 2024年2月11日閲覧。
  2. ^ 収蔵紹介(考古・石錐)山口県立山口博物館
  3. ^ 生涯学習課文化財班 (2024年10月11日). “墨古沢遺跡”. 酒々井町. 2024年2月11日閲覧。
  4. ^ 斎藤 2004, p. 21.

参考文献

関連項目


石錐

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 16:57 UTC 版)

磨製石器」の記事における「石錐」の解説

石錐は木材獣皮穴をあけるドリルとして利用された。

※この「石錐」の解説は、「磨製石器」の解説の一部です。
「石錐」を含む「磨製石器」の記事については、「磨製石器」の概要を参照ください。

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