短波ラジオ放送の開発とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 短波ラジオ放送の開発の意味・解説 

短波ラジオ放送の開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 05:54 UTC 版)

グリエルモ・マルコーニ」の記事における「短波ラジオ放送の開発」の解説

英国主要都市次々と中波放送局を建設し、それを中継線で結んでいた英国放送会社だったが、1局の長波による全国放送実用性調査するために、マルコーニチェルムスフォードより送信試験呼出符号5XX)を開始したのは1924年7月21日である。そして1924年12月28日より英国放送会社番組によって試験放送はじまった。この長波放送機は1925年7月27日にダベントリーへ移設され、ここが英国放送会社として最初長波放送施設5XX(187.5KHz, 25KW)となった1927年英国放送協会創設され正式に短波放送サービス決定した。かつて長波放送5XX置かれていたマルコーニチェルムスフォード工場には、新たに20KW短波放送機が据え付けられた。これはマルコーニ郵政庁GPOから受注し設計した短波ビームによる公衆通信用無線電信送信機変調回路追加したのだった呼出符号は5SWで、英国放送協会への貸与という形をとり、1927年11月11日より周波数12.500MHzで試験放送をはじめている。 1929年2月11日ローマ教皇ベニート・ムッソリーニ首相和解しバチカン市国独立認めラテラノ条約同年6月7日双方批准された。バチカン市国では全世界信者ローマ教皇の声を直接届けるために短波放送計画し、その建設マルコーニ無線電信会社請負った。 1931年2月11日16時30分(バチカン時間)、バチカン放送HVJ開局マルコーニオープニング簡単な挨拶をしたあと、教皇ピウス11世の声が、マルコーニ短波放送機(昼間波15.120MHz、夜間波5.970MHz、出力13-15KW)と平面型ビームアンテナ世界へ向けて送り出された。

※この「短波ラジオ放送の開発」の解説は、「グリエルモ・マルコーニ」の解説の一部です。
「短波ラジオ放送の開発」を含む「グリエルモ・マルコーニ」の記事については、「グリエルモ・マルコーニ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「短波ラジオ放送の開発」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「短波ラジオ放送の開発」の関連用語

短波ラジオ放送の開発のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



短波ラジオ放送の開発のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのグリエルモ・マルコーニ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS