短気なカランシア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 15:32 UTC 版)
フィンゴンによるマイズロスの救出と、マイズロスによる王権の放棄によって、フェアノールの息子たちの一党と、フィンゴルフィン、フィンロドの一党との一応の和解が成立した。シンゴル王は血縁のあるフィンロドの兄弟だけを王国内に受け入れ、そのためアングロドが兄フィンロドの使者として送られた。シンゴル王はノルドールがベレリアンドの無人の地に住むことを許したが、同時に自身が全ベレリアンドの王であることを宣し、招かれざるものがドリアスへ入ることを禁じた。フェアノールの息子たちはこれを聞いて腹を立てたが、マイズロスは笑ってこれを受け入れた。しかしカランシアはさらに怒り、テレリの血を引くフィナルフィンの息子たちはノルドールの使者として不充分であるとなじり、マイズロスにたしなめられた。
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