短歌界への貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 00:05 UTC 版)
短歌界に対する影響としては、まず「潮音」の代表的女流歌人として長年、選者を務めていた。また陽子は「辛夷」の編集発行人として添削を通した短歌の作成指導よりも、人間性が豊かになればおのずと良い歌が詠めるとの考えから、会員の「歌心」を育てるように努力した。大塚陽子は小さなことにこだわらない明るく大らかな性格で、周囲から「ひまわり」と呼ばれており、陽子が辛夷の編集を主宰するようになると、野原水嶺の時代のように私語厳禁ということはなく、冗談が飛び交うような雰囲気となった。 前述のように陽子は北海道新聞日曜版にコラムを連載しており、コラムの読者の中から「辛夷」に参加する人も増えた。このように多くの新人を発掘、育成し、十勝の歌壇を活性化させたことが評価されている。また「辛夷」は全国優良歌誌に選出され、会員から毎年のように北海道歌人会賞や北海道新聞短歌賞の受賞者を出すようになった。
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