短波中継機8XSの開発と試験とは? わかりやすく解説

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短波中継機8XSの開発と試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 07:00 UTC 版)

フランク・コンラッド」の記事における「短波中継機8XSの開発と試験」の解説

1922年6月コンラッドらはピッツバーグのKDKAから180kmほど離れたエリー湖南岸クリーブランド短波同時送信して、そこから中波再送信することを決めたクリーブランドにはKDKAの中波360m周波数833kHz)の電波がほとんど届かないからだ。 クリーブランドよりもっと離れているのに良好に受信できる地点もあることから、ウェスティングハウス技術陣にはこれら受信不良エリア解消会社から求められていたのであるこの中継のためにコンラッドは250Wの真空管4本パラレル波長80-91m(周波数3.3-3.75MHz)自励発振器組み立てAM変調器には同じ250Wの真空管5本を使った1922年9月1日ウェスティングハウス電気製造会社名義人とする新し実験局8XSの、送信機試験調整はじまった工場屋上に太い銅管式の垂直型アンテナ建てて約800Wをアンテナ供給できた。周波数安定度が一番の課題であり、工場製造ラインとは別に専用電源設け、さらに周囲振動吸収するスプリング付き架台送信機載せるなどの苦労があった。 1922年10月27日20時から2時間、KDKAの音声ライン分岐して短波中継機8XSに流し込んだ。これがKDKAの番組音声実際に短波送り出した最初である。 しかし想定外変調音が歪んでしまい、その対策悩まされ続けたこの伝試験1923年1月まで続けられ昼間波長80m(3.75MHz)が、夜間になると波長91m(3.3MHz)の方が良好であることが分かってきた。

※この「短波中継機8XSの開発と試験」の解説は、「フランク・コンラッド」の解説の一部です。
「短波中継機8XSの開発と試験」を含む「フランク・コンラッド」の記事については、「フランク・コンラッド」の概要を参照ください。

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