相鉄新横浜線の建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:08 UTC 版)
詳細は「神奈川東部方面線」を参照 神奈川東部方面線構想により、当駅からJR東海道貨物線横浜羽沢駅(相鉄では羽沢横浜国大駅)までを「相鉄・JR直通線」として新線を建設する都市計画が2010年3月15日に決定され、2018年12月13日には正式路線名も「相鉄新横浜線」に決定した(「相鉄」の部分も正式路線名に含まれる)。また、羽沢横浜国大駅から新横浜駅、新綱島駅(いずれも仮称、以下省略)を経由して東急電鉄日吉駅までの区間についても東急電鉄が2012年10月に国土交通省の工事施工認可を受けている。 相鉄新横浜線のうち、相鉄・JR直通線は2019年11月30日に開業した。相鉄・東急直通線は2022年度下期に開業予定となっている。これにより、本線・いずみ野線・相鉄新横浜線から羽沢横浜国大駅を経由してJR東日本の横須賀線、湘南新宿ライン、埼京線と、新横浜駅・日吉駅を経由して東急の東急新横浜線、東横線、目黒線(および都営地下鉄三田線と東京メトロ南北線)などとそれぞれ相互直通運転を行うことにより、東京都心へのアクセス向上が期待されている。 当駅の2面4線のうち、上星川(本線)・羽沢横浜国大(相鉄新横浜線)方は外側2線が相鉄新横浜線、内側2線が本線に繋がっている。また鶴ヶ峰側を帷子川付近まで4線化し、内側2線を引き上げ線として整備されている。その為、当駅の海老名寄りの上下線のそれぞれと引き上げ線にシーサスクロッシングが一つずつ設置されている。 2010年3月25日に西谷地区センターにて起工式が行われ、その最初の準備として、4月下旬に1番線の線路が撤去された。2012年4月29日のダイヤ改正からは4番線も使用停止され、当駅での列車待避は廃止された。2019年6月23日より工事が完了した1・4番線の試運転が開始され、同月25日より4番線から羽沢横浜国大駅まで行き、同駅で折り返し、当駅の1番線までの試運転を行なっている。また、新設された引き上げ線にも入線している。2019年11月30日のダイヤ改正により、相鉄新横浜線系統(1・4番線)と本線(2・3番線)同士での接続が可能となったため、それを活用する列車が誕生した。 また、2017年3月発行の相鉄瓦版242号において、「西谷駅の海老名側では、引き上げ線(留置線)の整備が進められています。相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線の開業後、現在の横浜駅~二俣川駅間で運行している列車の半分ほどが相鉄新横浜線・都内方面に向けて運行する予定です。その結果、横浜駅~西谷駅間の運転本数が少なくなることを防ぐため、西谷駅で折り返し運転ができるように引き上げ線を整備しています。」(相模鉄道㈱プロジェクト推進部)との記述がある。
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