目地部からの雑草発生の原因、従来防草対策の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 00:01 UTC 版)
「防草ブロック」の記事における「目地部からの雑草発生の原因、従来防草対策の問題点」の解説
我々が常に利用している歩行者・自動車用道路や中央分離帯には、利用者の安全と自然災害のためにコンクリート製ブロック(側溝・境界ブロック)が設置されている。地域性や発注官庁(国都道府県)の設計、現場事情によるブロック製品の形状と道路施工状況の違いはあるが、その道路の構造物は舗装材など構築物によって、地下へと垂直目地が形成され、いたるところから雑草が成長する。その目地部からの雑草成長原因として、 一年を通し、季節による舗装材やコンクリート製品の伸縮、交通振動も重なり目地部が剥離し隙間が生じる。 施工時埋設する舗装材下部の路盤、もしくは地中に種子や宿根、地下茎など既に混在している。 草刈りをしても多年生植物などは成長を続けている。 従来防草技術や製品は、対策実施後に製品の経年劣化を生じ効果が継続しない。 防草対策後でも、道路上部より隙間を探し種子や根が地下へと成長する。 従来防草製品や対策工事の多くが予防ではなく、対処療法だから。 植物の子孫繁栄には多くの仕組みがあり、また種子も広範囲へ飛ぶ、鳥や動物、虫、人(車)が運ぶなど様々。 そして、毎年限られた道路維持予算や削減により、除草作業や防草対策工事が十分できない事情もあり、交通障害(安全対策)、景観に対する利用者からの苦情も年々増え、近年では雑草が原因となる健康被害(特に通学路)も懸念されている。
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