皇帝・国軍の関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 00:32 UTC 版)
皇帝陛下(こうていへいか) チンミの住んでいる中国全土を治める最高権力者。「ナジルの戦い」で著しい武功をあげたチンミの噂に興味を持ち、チンミを都へ呼び寄せた上に天覧武道会へ出場するよう命じた。年はまだ若いが非常に聡明で、高い政治力と確固とした決断力を持つ。また武勇を尊ぶ性格で、自身もかなりの武術の心得がある。チンミとの初対面の際には、身分を隠してわざと乱れた服装で現れ、大人が持つのに苦労するほど重い棍を軽々と振り回し、不意討ちをしてチンミの実力を試そうとした。幼少のころ都を追放したシンサイが計画した皇帝暗殺計画により命を狙われるが、チンミ、シーファン、タンタン、シバにより計画は阻止された。このとき十年以上前に一度会っただけのシンサイを即座に見抜き、事情を瞬時に察するなど洞察力に優れ、人を見る目も確かである。そして命の恩人たちに謝意を表し恩を感じたら地位に関係なく礼を尽くすなど、人間としての器が大きい。 オウリン 国軍の将軍であり近衛軍の教頭(武術師範)。普段は穏健かつ沈着冷静な人物で皇帝陛下の信頼も厚い一方、戦いの時には常に先頭に立って敵陣へ突き進んで行く勇敢な武人でもある。チンミとの最初の出会いはゴズイとの戦いの時であり、その後「ナジルの戦い」で再会した。「ナジルの戦い」では自ら国軍を率い、大林寺と協力して“風の群狼”を壊滅させた。ゴズイとの戦いやナジルの戦いでチンミの功績を讃えチンミを都に招待した。皇帝暗殺計画の阻止をチンミに託す。 レンカ オウリンの一人娘。強い人が好きでありチンミがオウリンの家を訪れた際、不意討ちをし力を試した。他の兵士が訪れた際も試している。天覧武道会統一決戦直前にシンサイに誘拐されるがタンタンなどに救われる。 ズイウン 水軍最高責任者である提督。皇帝陛下に軍事面での帝王学を教授した恩師でもあり、厚い信頼を寄せられている人格者。「決してあきらめるな」が口癖であり基本理念。 カイオンの歪みを見抜いてチョウリュウを後継者に選ぶも、その闇の深さまでは測り切れずにカイオンの暴走を許してしまう。カイオンに薬と偽って毒を盛られて体調を崩し、いざという時の切り札として拘束されるが、チンミ達の活躍によって無事救出される。 チョウリュウ ズイウン提督を補佐する副官の一人であり、次期提督と目されている。いかなる時も全体を見渡す視野の広さと冷静さによる高い指揮力と決して諦めない強い精神力の持ち主。チンミがゴクウに掲げさせた破れた提督旗やカイオン艦隊の動きの不自然さから即座にカイオンの企みを見抜き、的確な判断でカイオンの計画を大幅に狂わせる。事件解決後は新しい提督に就任した。 セキト 国軍の若手の部隊を率いる部隊長で、暗殺者に狙われているチンミを都まで護衛する任務に抜擢される。国軍の代表としてチンミたち大林寺の拳士には密かに対抗心を燃やしており、友人代表の護衛として名乗り出たジンタンとビケイが軍に対して軽口を叩いた時には内心ムッとしていた。
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