発車メロディについて
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新幹線ホームの発車メロディには、上越市大潟区出身の小山作之助が作曲した唱歌「夏は来ぬ」が採用されており、下りホーム(13・14番線)では曲の前半4小節、上りホーム(11・12番線)では後半4小節をアレンジした、塩塚博の編曲による各15秒間のメロディが放送される。 発車メロディに関する協議は2014年7月、上越市とJR東日本新潟支社によって開始された。親しみやすく地元にゆかりがあること、著作権等の問題を市が整理することなどを条件に、市が提案した候補曲を基にJR側が選考して採用を決定することになり、市では大学教授など音楽の専門家ら4人による選定検討委員会を設置し、候補曲を2曲決定して11月末にJRに伝達した。なお、この時点ではJR側からの要請もあり、候補曲の曲名は非公表とされた。 しかし2015年1月5日、JRから市に対して、曲の使用に際して著作権料などの費用が発生しないものを提案するよう要請があり、この際に市側が提案した2曲の候補曲が「夏は来ぬ」と、上越市出身のメンバー・TOCが作詞したHilcrhymeの「春夏秋冬」であったことが明らかになった。これを受けて市は1月8日、「世代を超えて愛されるメロディで、旅行者にこの地域の美しい自然や文化、人々の優しさを印象付けることができる曲」として「夏は来ぬ」を改めて候補曲として提案し、JR新潟支社に市長名の要望書を提出した。 JR東日本とJR西日本では、2015年春の北陸新幹線の延伸開業区間内に所在する8駅すべて(長野駅を含む)で発車メロディを採用することを決定し、ほかの駅についてはJR東日本長野支社管内の長野駅と飯山駅が2014年11月9日に、JR西日本金沢支社管内の5駅が同年12月9日にそれぞれ使用曲を発表した。後者の時点でJR新潟支社管内の上越妙高駅だけが未発表となっていたが、前述の要望書提出後の2015年1月20日、JR新潟支社は上越妙高駅の発車メロディを『夏は来ぬ』とする旨を正式に発表し、これにより全8駅の発車メロディが決定した。その後、鉄道関連音源を手掛けるスイッチによって制作が進められ、同年2月20日に開かれた上越市議会の新幹線・並行在来線等対策特別委員会で音源が披露された。
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発車メロディについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:26 UTC 版)
高岡駅ではJR・万葉線いずれの駅でも高岡市の伝統工芸高岡銅器の「おりん」を使った、独自の発車メロディが採用されており、高岡市では新高岡駅の発車メロディでも同じく「おりん」を使った発車メロディの使用をJR西日本に提案していた。 JR西日本は2014年(平成26年)12月9日、北陸新幹線の自社管轄5駅にて開業後に使用する発車メロディを発表し、新高岡駅において「おりん」を使用したオリジナル発車メロディが正式に採用されることになった。 ただし、現在高岡駅で採用されている発車メロディは「おりん」のみを使用して演奏された曲であり、高岡市では新高岡駅向けに同じく「おりん」のみを使用したオリジナル曲を作曲していたが、JR西日本から複数の音源を使用するよう依頼があり、高岡に古くから伝わる雅楽の打楽器と弦楽四重奏を加えて組み合わせた曲となった。電子音は一切使用せずに生演奏による独創的な曲となっている。
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