町村制施行以後の桑之浦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:18 UTC 版)
「上甑町桑之浦」の記事における「町村制施行以後の桑之浦」の解説
1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、上甑島及び中甑島の全域にあたる中甑村、中野村、江石村、平良村、小島村、瀬上村、桑之浦村、里村の区域より上甑村が成立し、それまでの桑之浦村の区域は上甑村の大字「桑之浦」となった。 第二次世界大戦終戦後には外地からの引き上げなど帰郷者が増えたため、漁業が盛んであり小学校も置かれていたが、その後人口が減少し、小学校も廃止された。1965年(昭和40年)に字底狩の傾斜地を鹿児島県畜産課の指導のもと調査を実施し、1966年(昭和41年)から団体営草地開発事業として草地などが整備され、1967年(昭和42年)に「舟見山牧場」と命名された。 1999年(平成11年)4月2日に公有水面埋立地の区域を桑之浦字野町の一部に編入した。 2004年(平成16年)10月12日に上甑村が川内市、東郷町、入来町、祁答院町、樋脇町、鹿島村、下甑村、里村と新設合併し薩摩川内市が設置された。この市町村合併に伴い設置された法定合併協議会において大字名については「従前の村名を町名とし、これを従前の大字名冠したものをもって、大字とする」と協定され、旧村名である「上甑村」の村を町に置換え、従前の大字名である桑之浦に冠することとなった。合併当日の10月12日に鹿児島県の告示である「 字の名称の変更」が鹿児島県公報に掲載された。この告示の規定に基づき即日名称の変更が行われ、大字名が「桑之浦」から薩摩川内市の大字「上甑町桑之浦」に改称された。
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