町並みの整備
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昭和40年ごろになると、年月を経た土蔵造り家屋が取り壊されるようになった。しかし昭和60年代に入り山町筋の町並みを保存しようと住民達の気運が盛り上がり、「土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会」を1992年(平成4年)に発足、2000年(平成12年)12月には、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されたことにより高岡市や県、まちづくり協議会は、土蔵造り住宅などの補修や改修などの景観保存整備、また観光客を呼び込むための観光事業整備を行なっている。 2003年(平成15年)4月に、木舟町の北國銀行旧高岡支店跡地に、大型観光バスや乗用車用の観光駐車場と、景観に配慮し土蔵造りのトイレ付無料休憩所と防災施設を整備した。 2007年(平成19年)より行われていた山町筋の無電柱化が、2012年(平成24年)3月に完了。山町4町にまたがる580mの区間の電線を地中に埋め景観がすっきりとした。また「土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会」が高岡市と県の補助を受け、大正から昭和初期まで御車山祭時に各家庭の前に提灯を吊るしていた高さ約3.6mの提灯台を復元し、無電柱化に合せ提灯台の棒を差し込む穴を各家庭前の路上に設け、御車山祭や高岡山町筋土蔵造りフェスタなどで活用している。 2015年(平成27年)4月25日に、守山町に高岡御車山祭に曳き出される山車の展示及び、祭礼の由緒と歴史を辿る施設、高岡御車山会館が開館した。詳細は「高岡御車山会館」を参照
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