町並み保存の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 01:57 UTC 版)
「津和野町津和野伝統的建造物群保存地区」の記事における「町並み保存の経緯」の解説
1973年(昭和48年)に津和野町環境保全条例が制定され、城下町の面影を残す歴史遺産や周辺の自然環境を対象とし保全の取り組みが始まった。その後、殿町通りの多胡家表門、藩校養老館が県指定文化財の指定を受け、また伝統的文化都市環境保存地区整備事業により江戸期の街並み整備が行われるなど、歴史的な景観保全の意識が次第に高まった。1997年(平成9年)以後に、津和野町役場津和野庁舎、津和野カトリック教会など、殿町通りから本町通りの約40棟の伝統的建造物が国の登録有形文化財に、4ヵ所の商家・庭園が国の登録記念物に登録され、文化財の保護の意識がより一層高まった。 一方で過疎化による人口減少があり、特に城下町のある橋北地区では空き家・空き地が増加し、旧態の町並みが次第に崩れ、町並みの保存の取り組みが緊急かつ重要な課題となり、登録有形文化の所有者や多くの町民から歴史的建造物保存の補助制度導入の要望があり、2012年(平成24年)6月に「津和野町伝統的建造物群 保存地区保存条例」が制定され、歴史を活かした町づくりと恒久的な町並み保存の取り組みが始まり、重要伝統的建造物群保存地区選定に至る。
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