町並保存会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 13:41 UTC 版)
高山の町並保存会は、全部で12の伝統的建造物群保存地区(伝建地区)にある町並・景観保存会と13の景観保全地区の町並・景観保存会に分かれ、21(上二之町・上三之町・片原町・神明町区域には両方にまたがる区域がある)の保存会それぞれが各地域の町並保全活動を行っている。年に一度、景観町並保存連合会(以下 連合会)の総会が7月に行われ、一年間の行事の計画や予算・決算の承認がなされている。 活動は、連合会に町並保存部会・広報部会・子供伝承部会が置かれ、町並保存部会では、研修活動のほか景観にふさわしい建物かどうかの審査。景観にふさわしくない建物・構築物の指導などを行っている。広報部会では、そこに住居する人たちへやそれ以外のエリアへの保存活動の発信を行っている。子供伝承部会では、子供たちへの啓発を考え、年に一度「ご朱印めぐり」などの事業を行っている。また、連合会では年に一度、懇親と研修を兼ねて、日本国内の他地域の保存会活動や地区活動を勉強するために旅行を計画し、1泊2日の研修会を計画している。 また、それぞれの景観・町並保存会では、景観保全活動のほか、花いっぱい運動、景観保全促進運動、研修活動、防火訓練などさまざまな地域に適合した活動を行っている。 伝統的建造物群保存地区は高山市文化財課の管轄。景観・町並保存地区は高山市の都市整備課の管轄となっており、それぞれ補助金の金額が異なる。
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