町の猫たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/16 10:10 UTC 版)
ミーくんの住む町で暮らす猫たち。作中で猫達が交わしている会話はネコ語であり、あつ子の父以外には「ニャー」、「ニャゴニャゴ」といった鳴き声にしか聞こえない。読切版には猫以外にも、ソース(本名はソクラテス)という名の豚がミーくんの仲間たちとして登場する。また、アニメには松本作品で頻繁に登場する黒い鳥・トリさん(声:松本吉朗)も登場している。 ひとつ 全身真っ白だが、頭のてっぺんに黒い点が一つあるためこの名がついた。ミーくんの暮らすあつ子一家の住む家に忍び込み、ミーくんに熱烈なアプローチをかけるがフラれてしまう。 読切版『アイアム ミーくん!』では、街のボス猫として登場。また、『サムライ ミーくん!』では、ひとつの市という、座頭市のような盲目の猫が登場している。『OK ミーくん!』では、「九州にそのネコありと知られた大親分」と自称する町のボス猫として登場する。 松本の別作品でミーくんも登場する『エスの太陽』でも、北九州の小倉にいるネコを取り仕切るボス猫として登場している。 ボロクロ 全身真っ黒の猫。PART1からPART5まで全編にわたり登場するミーくんの猫友達で、読切版にも登場している。もともとは飼い猫で、飼われていたときに畳や布団の中でおもらしして主人に怒られ、コテンコテンにやられた経験をもつ。 シロボタ 声:松本吉朗 全身真っ白の猫で、PART2に登場。その体毛のために目立ってしまい、獲物を満足に取ることができなかった。人間が育てているアヒルを捕まえたために、飼い主の人間からシャベルで殴られ傷を負ってしまう。そんなシロボタを見かねたミーくんは色をつけてあげようと、よりによって肥溜めに落としたのだった。 アニメ『銀河鉄道物語』でも、同名の猫が登場する。 チャールズ 人間に飼われている飼い猫で、PART3に登場。立派な屋敷に住んでいて、飼い主は眼鏡をかけた女性。ステーキやハンバーグなど贅沢なものを食べて暮らしていたが、飼い主はチャールズを見捨てて引っ越してしまう。作中では、ミーくんが14年間の生涯で見てきた猫の中で一番哀れな猫とされている。 チビトラ 声:長嶝高士 PART4に登場。あつ子一家がミーくんより前に飼っていたオス猫。ミーくん同様に虎縞で、10年ぶりにあつ子の家に帰ってきた。あつ子の父はチビトラを幼少時育てるのに使っていたダンボールを用意した。そこで休んでいたところに話しかけてきたミーくんに若かった頃のことを話すと、何処かに行ってしまった。 ジェントル PART5に登場する純血種の飼い猫。島村さんという飼い主と共に、ミーくんの住む町へと引っ越してきた。自分は上等な猫だから路上に飛び出しても車に轢かれることはないと思っている。それをいいことに路上に飛び出しては、人間の運転する車が急ブレーキをかける様子を見て楽しんでいた。
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