産業技術短期大学の活用とは? わかりやすく解説

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産業技術短期大学の活用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 10:25 UTC 版)

日本鉄鋼連盟」の記事における「産業技術短期大学の活用」の解説

1962年一般社団法人日本鉄鋼連盟発起により、産業技術短期大学兵庫県尼崎市開学時は関西鉄鋼短期大学)を開学した。 日本鉄鋼業界には、「鉄鋼業自らが大学設立して業界技術者養成するとともに一般社会優秀な青年の教育にも貢献していくことで、社会とともに鉄鋼業繁栄目指す」という高い志と壮大な理念がある。この理念は、例えば「事業は人なり」、「経営においては、まず何よりも人を育てていかなければならない。単に仕事ができ、技術優れている人ではだめで、『人間として社会人として立派な人』を育てなければ企業として発展しない」という考え方通じている。 産業技術短期大学は、鉄鋼業一丸となって開設した世界で類例見ない特色ある大学」であり、2年間で4年制大学レベル技術者教育を行うことを目標に、4年制大学水準カリキュラム設定された。また、そのモデルとなるような施設設備人材用意された。 日本鉄鋼連盟は、産業技術短期大学日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所日新製鋼日立金属日本製鋼所大同特殊鋼愛知製鋼東洋鋼鈑トピー工業中山製鋼所三菱製鋼新日本電工中部鋼鈑などをはじめとする鉄鋼各社従業員再教育して将来を担う優秀な技術者育成してきた。具体的には、「製造現場における知識創造人材多機能育成政策綿密な能力開発策のひとつとして企業選抜経て中堅技術者への昇進結びつく産業技術短期大学への派遣を行う政策の実行」であり、このような人材育成形態教育訓練形態)を「オフ・ザ・ジョブ・トレーニングOFF-JT」という。 鉄鋼業各社から企業派遣学生として2年産業技術短期大学学んだ者は、現在までの合計で6,000名を越える。 人材の確保育成鉄鋼業発展のための大きな課題であり、産業技術短期大学活用するなど、今後積極的に人材獲得育成取り組むものと見られる

※この「産業技術短期大学の活用」の解説は、「日本鉄鋼連盟」の解説の一部です。
「産業技術短期大学の活用」を含む「日本鉄鋼連盟」の記事については、「日本鉄鋼連盟」の概要を参照ください。

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