現存しない建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 03:12 UTC 版)
山梨県立図書館 当時は山梨県庁舎の敷地内にあったことから焼失を免れている。 1970年(昭和45年)に図書館が移転した後も県庁舎第一南別館として使用され、防災新館建設の際も存続が検討されたが耐震性の問題により2009年(平成21年)に解体された。 甲府駅駅舎 罹災地域にあったが焼失を免れ、すぐに営業を再開している。その後かいじ国体にあわせて建物は解体・改築されている。 岡島百貨店 内部を全焼したものの外観は留めており戦後その建物のまま修復した。その後増床や改築を行なったことからその面影はほとんどない。 松林軒デパート 岡島百貨店同様内部を全焼したものの外観は留めたが、松林軒デパートとして復元されることはなく、戦後は山梨日日新聞の印刷所を経て甲府松菱(現在の山交百貨店)となった。 甲府松菱が駅前に移転後も使用され続けてきたが老朽化を理由に2005年(平成17年)に解体され、現在はホテルになっている。 甲府市水道庁舎 錦町にあった水道庁舎は被害を免れたため、相生町に存在し全焼した市庁舎を罹災後ただちに甲府市役所庁舎として使用した。1961年(昭和36年)の新庁舎竣工後も市役所3号館として使用されたが、1995年(平成7年)に解体された。 甲府郵便局(現在の甲府中央郵便局) 水道庁舎東側に隣接しておりこちらも被災を免れた。戦後も引き続き使用され、1974年(昭和49年)に太田町へ移転後は甲府市役所4号館となり2010年(平成22年)の市役所新庁舎建設に伴い取り壊されるまで使用されていた。 山梨交通電車線 山梨交通専務であった斎藤仙助の判断により全車両が市街地から離れていた上石田駅へ避難させたため無事であり、戦後不足する公共交通機関の助けとなった。 電車線は1962年(昭和37年)に廃止となり、その後の再開発によって当時の面影はほとんどない。
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