献血関連の事件・事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 08:24 UTC 版)
1964年3月ごろにライシャワー事件が発生した。輸血された血液からC型肝炎に罹患した本事件で、有償の採血が禁止になる。 2003年12月ごろ、検査をすり抜けた輸血でHIVウイルスに感染した。 2004年1月7日に、整形外科医で自称作家の藤田徳人が、開設するウェブサイトの恋愛科学研究所でエイズ検査目的の献血を勧める内容を記載して、問題となる。 2005年9月に、献血者が採血終了直後に昏倒して頭部強打で急死した。血管迷走神経反射性失神が原因と疑われる。 2008年9月に長野県赤十字血液センターで血液中のヘモグロビン値が基準未満の採血者から看護師が誤って採血した血液が、血液製剤化されて埼玉県内の医療機関で乳児に輸血された。事情を知った別の看護師が、仲間をかばうために書類を改竄していた。 2009年2月26日に、献血されたRh+のO型血液がRh-を示す「Neg」と誤表記されて、福島県在住のRh-の60代男性患者に輸血された、と東京都赤十字血液センターが発表した。赤血球が破壊されて血尿など副作用が懸念される。検査担当者が記録紙に誤記載し、別の担当者も誤りを見逃していた。 2011年5月に、大阪府茨木市内で献血した男性が採血針で腕の神経を損傷したとして、大阪地方裁判所に訴訟を提起し、2015年4月14日付で、日赤が解決金900万円を支払う内容で和解が成立した 2019年10月、日本赤十字社が展開した漫画・アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』との献血コラボキャンペーンで公共の場に掲出したポスターを、アメリカ国籍の男性が「過度に性的」とTwitterで批判し、弁護士の太田啓子は「ポスターはセクハラ」と日本赤十字社に苦情を提出した。これを巡り抗議で献血拒否を煽動する者やそれを批判する者も出るなど、一部で騒動を招いた。 「宇崎ちゃんは遊びたい!#赤十字コラボポスター騒動」を参照
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