献血後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 02:14 UTC 版)
止血バンドを20分以上したままにし(包帯のみの場合もある)、ルーム内や仮設テントなどで休憩や水分補給をする。 所定の記録が記載され、愛-Caもしくは献血手帳(初献血の場合は1冊目が交付される)と「今一度、ご確認をお願いします!」の注意書が渡される。この印刷物に献血バックと同じ採血番号が貼られる。内容は献血前にも行った問診の再確認で、 不特定の異性または新たな異性との性的接触があった。 男性どうしの性的接触があった。 麻薬、覚醒剤を使用した。 エイズ検査(HIV検査)の結果が陽性だった(6か月以前も含む)。 上記1 - 4に該当する人と性的接触をもった。 と記載されており、エイズ検査の結果が陽性だった場合を含み、献血する6か月以内にいずれかに該当する項目があった場合は献血したその日のうちに印刷物に記載されている電話番号に連絡するよう記載されている。電話する場合は採血番号と生年月日を話す必要があるが、各都道府県赤十字血液センターではプライバシーは確実に守られると記載がある。 あわせて、ボールペンや絆創膏などの粗品が贈られることが多い。スタンプカードなどを用いたキャンペーンもしばしば行われている。テレホンカードや図書券などの金券類が贈られた時期もあるが、金券ショップに売却することで間接的な売血になってしまうため、売血が法律で禁止されている観点から「法的に売血となるおそれがある」との指摘により現在は廃止されている。献血の回数に応じて記念品や感謝状などが贈られる(表彰記章#日本赤十字社を参照)。 献血直後の排尿は男性でも必ず座位で行うよう指導される。これは、採血と排尿がともに血管迷走神経反射性失神の原因となるため、それらが重なる献血直後の排尿を立位で行うと、失神して転倒する危険が高まるためである。実際に、これが原因ではないかと疑われる事故が起こっている(後述)。 献血後、献血に起因する何らかの障害により医療機関を受診した場合は、救済制度により医療費などが支給される。
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