血管迷走神経反射性失神
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:43 UTC 版)
詳細は「反射性失神」を参照 頻度としては最も多く、予後は最も良い。立位や座位で発症することが多い。長時間の起立、疼痛、驚愕、怒り、予測外の視覚、聴覚刺激、排便、排尿、咳、ストレスが先行する場合が多い。老人は食後の頭部挙上状態で起こりやすい。またアルコールや睡眠薬の使用も血管迷走神経反射性失神を起こしやすい。酔っ払いが居酒屋のトイレで排尿し失神したといった病歴が典型的である。「学校の朝礼などで生徒が貧血で倒れた」などの事例も貧血の場合もあればこの血管迷走神経反射性失神の事もある。 近年は原因不明の失神の約50%が神経調節性失神ではないかとされている。これは血管迷走神経反射性失神、状況失神、経動脈過敏症、自律神経失調症、POTS(post-orthostatic Tachycardia Syncope)が含まれる概念である。ヘッドアップティルト試験にて診断がつくが、ティルト後約45分ほどのモニターが必要であり救急室では診断はまず不可能である。
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血管迷走神経反射性失神
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略称VVR。最も頻度が高く、健康人にも起こる。若年者に多い。強い痛みや精神的ショックや情緒的ストレスが誘引となり、交感神経の活動が亢進、頻脈が起こる一方、静脈床に血液が貯留する。このため静脈還流量が減少し、逆に副交感神経が優位となり、血管拡張・徐脈となり、脳血流が低下、失神が起こる。病歴・身体所見には異常を認めない。臥位ではまず起こらない。
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