無言歌集 第2巻とは? わかりやすく解説

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メンデルスゾーン:無言歌集 第2巻

英語表記/番号出版情報
メンデルスゾーン:無言歌集 第2巻Lieder ohne Worte HeftOp.30 U 103, 77, 104, 98, 97, 110作曲年: 1833-1835年  出版年1835年  初版出版地/出版社Simrock 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 変ホ長調 「瞑想」 "Contemplation"4分00
2 変ロ短調 「安らぎもなく」 "Without repose"2分00
3 ホ長調 「慰め」 "Consolation"2分00
4 ロ短調 「道に迷った人」 "The astray"2分30秒
5 ニ長調 「小川」 "The brook"2分00
6 嬰ヘ短調 「ヴェネツィア舟歌 第2」 "Venezianisches Gondellied II"3分30秒

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

ワーグナーが「第一級風景画家と言ったように、メンデルスゾーン情景描写標題音楽作曲において才能発揮している。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーン心象風景感情描写でも、表現した歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要だろう。
メンデルスゾーン活躍したこの時期ブルジョアジー家庭中心にピアノ教養として普及した。そのため、家庭気楽に弾ける作品多く作られたが、この《無言歌集》もその一つである。
無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり生前出版されたのは、第6集までである。第7集は、1851年、第8集は1867年出版された。1832年第1集出版したときにはメンデルスゾーンは、《ピアノのためメロディー》と記しており、《無言歌集》の名称をもつようになったのは1835年第2集出版してからのことであった
標題をもっているものが多いが、作曲者自身によってつけられたものはわずかである。実際メンデルスゾーン標題をつけることによって、音楽的な想像力限定されることを嫌ってたようだ

第2巻
1.変ホ長調瞑想」 / op.30-1 (1835)
2.変ロ短調「心配(安らぎもなく)」 / op.30-2 (1835)
3.ホ長調慰め」 / op.30-3 (1835)
27小節小品
4.ロ短調さすらい人」 / op.30-4 (1834)
無言歌の中ではめずらしくソナタ形式とっている。
5.ニ長調小川」 / op.30-5 "The brook"(1833)
6.嬰ヘ短調ヴェネツィア舟歌 第2」 / op.30-6 (1835)
6曲中、作者自身による副題をもつ唯一の作品作品19舟歌よりも、テンポはややはやめられるが、すべるような流動性保って演奏される。「二つ声部絶えきわめて明瞭にうきたたせなければならない」とかかれている




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