漁船銃撃・拿捕事件とは? わかりやすく解説

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漁船銃撃・拿捕事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:57 UTC 版)

サハリン州」の記事における「漁船銃撃・拿捕事件」の解説

2006年8月16日水晶島付近海域操業中の、北海道根室市花咲港所属カニかご漁船ロシア国境警備局警備艇により追跡され貝殻島付近銃撃拿捕され、乗組員1人死亡する第31吉進丸事件発生した日本政府ロシア当局対し北方領土日本固有の領土であるとの前提立って日本領海内で起こった銃撃拿捕事件であり、到底容認できない」と抗議した。しかし、この海域ロシア側の実効支配海域であるため、ロシア側にとっては国境侵犯密漁事件であり、日本側の「この海域日本領海」とする抗議とは根本的な点で相容れないために、今回問題をさらに複雑にした。 この付近ロシア実効支配海域では、コンブ許可されについては、許可得て入漁料支払った漁船についてのみ認められていたが、無許可操業日本農林水産省北海道当局禁止しており、またカニ漁に関して日本側には一切認められていなかった。北海道庁近く付近漁協に対して周辺海域でのカニ漁行わないよう指導しようとしていた矢先事件であった今回漁船ロシア海域での一切の漁を認められていなかったうえに、カニ漁行っていた可能性高く実際に船内からは1.1トンカニ残留していたとロシア側は発表した乗組員国後島古釜布ユージノクリリスク)に連行され日本人とロシア人の友好の家いわゆるムネオハウス)に拘束された。また、死亡した乗組員遺体8月19日海上保安庁の船によって日本引き取られた。8月30日には船長以外の2乗組員解放され海上北海道庁の船に引き渡されたが、船長9月4日ロシア側の検察により国境侵犯密漁の罪で起訴され罰金刑確定し、約50ルーブル罰金賠償金支払ったうえ、10月3日釈放されビザなし交流の船で根室帰還した帰国後、船長密漁について責任逃れ発言をしていたが、その後根室海上保安部捜査に対して違反操業認め2007年3月道海漁業調整規則違反疑い書類送検された。

※この「漁船銃撃・拿捕事件」の解説は、「サハリン州」の解説の一部です。
「漁船銃撃・拿捕事件」を含む「サハリン州」の記事については、「サハリン州」の概要を参照ください。

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