源氏物語錦織絵巻、フランスへの寄贈とは? わかりやすく解説

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源氏物語錦織絵巻、フランスへの寄贈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:18 UTC 版)

山口伊太郎」の記事における「源氏物語錦織絵巻、フランスへの寄贈」の解説

明治初頭西陣伝習生による渡仏、そして当時フランスからの織物技術導入。特に紋様織り出し装置である「ジャカード機」はその後西陣産業技術の発展大きく寄与した。そのフランスによる技術伝承の恩に対す感謝の念、および、その果実としての作品寄贈の意を1995年来日中のフランス国立ギメ東洋美術館館長フランソワ・ジャリージュを通じ当時フランス文化大臣ジャック・トゥーボン伝えた。ただちにこれは了承され、あらため大臣により正式に作品寄贈要請伝えられた。これによりギメ美術館における作品収蔵決定された。 当時既に完成していた「源氏物語錦織絵巻2巻フランス共和国寄贈されその後2002年第3巻2008年最終第4巻寄贈された。この収蔵完了記念して2009年11月よりギメ東洋美術館では、'Au fil du Dit du Genji - Hommage à Maître Yamaguchi'(源氏物語の糸を辿って織匠山口伊太郎へのオマージュ)展が開催された。 なお、フランス共和国からはオフィシエ芸術文化勲章受章している。 「源氏物語錦織絵巻全巻は2セット製作されており、ひとつは先述ルーブル美術館東洋部門にあたるギメ東洋美術館もうひとつ山口伊太郎創業帯屋「紫紘(しこう)」株式会社所蔵している。本人生前、「源氏物語錦織絵巻全巻五大陸残し天変地異備え永く保存され織物制作志す後進参考資することを強く願っており、伊太郎の謦咳接した者等によってその実現への努力続けられている。 源氏物語錦織絵巻は「錦織による」もので、インターネット一部唐織による」とされる誤りである。

※この「源氏物語錦織絵巻、フランスへの寄贈」の解説は、「山口伊太郎」の解説の一部です。
「源氏物語錦織絵巻、フランスへの寄贈」を含む「山口伊太郎」の記事については、「山口伊太郎」の概要を参照ください。

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