温野菜の食べ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 01:12 UTC 版)
ここでは温野菜としてよく見られる食べ方を記述する。 キャベツ ザク切りにして、鍋で沸かした湯に通して柔らかくする。湯に通して葉がやや半透明になったところでザルにあけ、湯を切る。そのままドレッシングやマヨネーズなどをまぶして食べてもいいし、とんかつのような他の料理の盛り合わせに使ってもいい。冷めた後でインスタントラーメンの具に加える人もいる。 ジャガイモ 蒸かしたり、茹でたり、またはよく洗った後にバターを乗せ食品用ラップフィルムに包んで電子レンジで加熱調理する。フライドポテトは少々意味が違ってくるが、やはりジャガイモを加熱して食べる料理である。ブイヨンスープで弱火で煮込んでもよい。加熱調理後は熱いうちにバターや塩を振って豪快に齧りついたり、醤油を垂らしても美味しく食べられる。 葉野菜 主に茹でる調理が多いが、緑色の濃い葉野菜は、湯に塩を少々加えて茹でると、色がきれいなまま茹でられる。これは葉緑素分子構造中のマグネシウムが加熱調理によってずれたあとに、食塩のナトリウムイオンに部分的に置き換わるためだとされる。緑色が目に映えるホウレンソウやコマツナ・ブロッコリー等を茹でる際には、湯に塩を一つまみ入れたほうがいいだろう。 ニンジン 弱火でバターなどでゆっくり炒めると、甘く柔らかくなる。煮物料理にも向く。手早く調理したいときは、薄くスライスするとよい。 タマネギ・ネギ・ニンニク これらは生食すると辛いが、加熱調理すると甘くなる。民間療法でネギの薬効とも言われ、ビタミンB1吸収を助け、殺菌効果のあるアリシンは高温に弱いので、加熱しすぎは好ましくない。ただしニンニクだけは比較的加熱調理に強いとされる。タマネギやネギは炒めたり焼いたり、あるいは衣を付けて揚げる天ぷらやフライにすると、甘い風味が楽しめるが、煮込み料理でもやはり風味が楽しめる。ニンニクは他の料理の調味料的に用いられるが、アルミホイルに包んで蒸し焼きにしたり、多めの油で空揚げにしたりする食べ方が知られている。なお生食するとこれらの野菜は刺激が強すぎて、胃潰瘍のある人は悪化する危険性もある。タマネギなどは半透明になるくらいに、ニンニクは鼻につんと来る匂いが和らいで中まで火が通った状態にしてから食べることが奨められる。 トマト 日本では一般にトマトというと生食用のもの(サラダなどに使われる)が一般的であるが、その生食用トマトでも内部の水っぽい部分を取り除いた肉質の部分を使った料理も可能である。またイタリア料理では加熱調理したトマトが多用されるが、特にこれは加熱調理に向いた品種が利用される。焼きトマトと呼ばれる味付けし炒め焼くレシピもよく知られている。
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