清代学者像伝とは? わかりやすく解説

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清代学者像伝

(清代学者象伝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 17:05 UTC 版)

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譚延闓書「清代學者象傳」

清代学者像伝』(しんだいがくしゃぞうでん、中国語: 清代學者象傳)は、葉衍蘭と孫の葉恭綽が編纂した代の学者の肖像画集。二集に分かれ、計368名(371幅)の肖像画を収録している。

葉衍蘭は広東省広州府番禺県出身で、1856年進士になった人物。書画を愛好し、特に肖像画の収集に力を注いだ。大興の画家黄小泉に模写を依頼し、顧炎武から魏源に至るまで、169名(171幅)の学者の肖像画を編纂した。これが第一集である。

第一集は葉衍蘭の孫で交通系の政治家葉恭綽によって1928年商務印書館から出版された。しかし葉恭綽は収録されている学者が同治以前に限られ、それ以降の学者が含まれていないこと、また同治以前でも含まれていない重要な人物が多いことを遺憾に思い、以後20年にわたって肖像画を収集し、江西の画家楊鵬秋に模写を依頼した。こうして新たに200名の肖像画が編纂され(ただし侯方域が第一集と重複)、1953年に安定珂羅版社から出版された。これが第二集である。

1989年に上海古籍出版社が第一集と第二集を併せて再版したが、画質が悪く、原本に及ばなかったため、2001年に上海書店によって再度出版された。

収録人数が多いので貴重だが、金農・趙之謙・丁敬など、より信頼できる肖像画と比較すると顔貌の差が大きいことがあるので、使用には注意が必要である。

第一集

第一冊(四十二幅)

第二冊(四十一幅)

第三冊(四十五幅)

第四冊(四十三幅)

第二集

出典

  • 『清代学者象伝』第一集、第二集
  • 『清代学者象伝』的史料価値
  • 『清代学者象伝研究』、何奕愷、上海古籍出版社、2010年、ISBN:9787532557042



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