深川・青柳商店の人々
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「とと姉ちゃん」の記事における「深川・青柳商店の人々」の解説
200年続く老舗製材問屋。1942年(昭和17年)戦争による経営難と滝子の体調不良により廃業する。 青柳 滝子(あおやぎ たきこ) 演 - 大地真央 青柳商店の女将。常子の祖母で君子の実母。夫(君子の実父)亡き後に再婚するも、2度目の夫も死去している。幼少期の君子を厳しく育てる一方、彼女を守ることを誓うなど愛情をかけてきた。君子と竹蔵の結婚に猛反対し、君子と絶縁していた事情から、孫たちには故人と思われていた。 人々の日常生活を守る家業に誇りを持つ。孫たちには懐深く優しい一方、不正を犯した従業員や孫たちに凄むチンピラなどにも正面から立ち向かい啖呵を切る、きっぷの良い江戸っ子気質の持ち主。ワンマンな性格が原因で君子に疎遠にされて以後は、従業員の意見を聞くように変わる。隣人のまつとは、顔を合わす度に嫌味を交わしている。 浜松で生活苦に悩む君子母娘を温かく受け入れる。常子の聡明さを気に入り、将来清の嫁にして家業を継がせたいと考えるが、反対する君子と再び喧嘩となる。その結果、彼女たちを追い出すこととなるが、隈井からの支援の名目で小橋姉妹の学費を出したり、美子におやつを与えたりと母子を気にかける。3か月後、君子の誤解が解け、和解する。 1940年(昭和15年)に再生不良性貧血を発症して以来、床に伏すことが多くなる。戦局が激しくなるにつれ自身の納得いかない経営条件や依頼を陸軍から強いられるようになり、1942年(昭和17年)国のために店舗兼住宅を陸軍に提供する名目で青柳商店を畳んで深川を去り、戦時中に木曽の療養地で息を引き取る。 隈井 栄太郎(くまい えいたろう) 演 - 片岡鶴太郎 青柳商店の番頭。 滝子と不仲の君子や小橋姉妹を気にかけ、滝子に助言をしたり森田屋の様子を伺うなどしている。酒癖が悪く、酔うと口が軽くなったり暴言を吐いたりする。 青柳商店廃業後は、息子夫婦の世話になることを示唆する。 青柳 清(あおやぎ きよし) 演 - 大野拓朗 滝子の養子で君子の義弟。 明朗な性格で、常子たちには忙しさを主張しつつ自慢を織り交ぜて話をするが、滝子の前では萎縮している。 戦争により経営が傾いてきたことから1940年(昭和15年)「日本木材統制株式会社」に就職。悪条件ながらも青柳商店へ仕事の依頼を引き受けてくるなど、店の存続のために努力するも滝子に心から後継者として認められず落胆する。1942年(昭和17年)木曽の療養地に移る滝子に同行することを決める。
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