深川図書館の江東区への移管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 18:58 UTC 版)
「江東区立図書館」の記事における「深川図書館の江東区への移管」の解説
戦争終結後、多摩地域などに疎開させていた書籍の復元作業が行われ、1947年度までに計20館の復興が進められていくこととなった。深川図書館は上記のように軍に利用されていた建物となっていたため、荒廃しており、1月の焼夷弾による被害の復旧も進んでいなかった。これらの整理を実施し、1946年(昭和21年)3月に保健所や福祉事務所と同居の形で再開した。 また、1945年11月に連合国軍最高司令部は、有楽町に民間情報教育局による図書館を設立した。翌1946年には区部に6のリーディングルームを設立することを決定し、深川図書館が選定地の一つとなった。 1947年には、区部の図書館について管理が東京都から区に移管されたことに伴い、深川図書館は城東区と深川区が合併して成立した江東区の管轄となった。その後、焼夷弾による被害等の復旧を随時進め、1948年(昭和24年)11月3日(10月28日との説もある)に開架式の図書館として開館した。 1950年(昭和25年)10月1日には、区へ委託していた図書館事業は日比谷図書館を除いて全面的に区へと移管され、ここに江東区立深川図書館が成立した。また、4月1日に図書館法が公布され、公共図書館における閲覧は無料である旨がうたわれたことで、1年以内に閲覧料等を撤廃することとなり、1951年(昭和26年)4月1日から全面的に無料となった。
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