消費者からの評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:46 UTC 版)
「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」の記事における「消費者からの評価」の解説
本作は事前予約が好調であり、発売前にメーカー受注本数50万本を達成。実売でも40万本近い初週売り上げとなり、出荷の8割近くを初動で消化した。 しかし発売後は、2週目の売上はメディアクリエイトの集計で2万本を割り、中古の買い取り価格や新品の販売価格が短期間のうちに下落、発売から1ヵ月後のAmazon.co.jpでの通常版新品販売価格は定価の約3割となる2590円となった。本作は、発売日前日になって、有料での追加ダウンロードコンテンツに関する詳細などが公式サイト上で公表され、発売後のアップデートではキャンペーンモードのエネルギー回復速度が4倍になったり、バランス調整のための修正が入るなどの対処がなされている。 ゲームライターの田下広夢は、「課金をしないと快適に遊べないコンテンツ(キャンペーンモード)がゲーム内に存在することを発売前に告知しなかった」「永久コンボなどの格闘ゲームとしてのバランスを崩す不具合が存在した」と評し、事前に評価が高かっただけに、逆にユーザーに「裏切られた」「騙された」という印象を与えてしまったことが、発売後に売り上げが下落した原因だと考察している。また発売後のアップデートについても、それらの後手の対処では一度失われた信頼は戻ってこないとして、ゲーム業界のダウンロードコンテンツビジネス全般の教訓として「ユーザーとの信頼関係を大切にし、気持よくお金を払ってもらうということをもっともっとよく考える必要があるように感じます」と述べている。買取価格比較サイト「ウリドキ」もまた、2014年末になって本作のネット口コミ評判を原因とする異常な買取価格暴落を紹介し、「ソフトそのものや課金に対するネット口コミ評価がここまで買い取り価格下落に繋がるのは異例のことです。特に熱烈なファンがいる作品こそ、反発も強くなるという事例ではないでしょうか。」と分析している。
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