海の幽霊とは? わかりやすく解説

海の幽霊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 19:27 UTC 版)

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海の幽霊
米津玄師配信限定シングル
収録アルバム STRAY SHEEP
リリース 2019年6月3日
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP
時間 3分54秒
レーベル Sony Music Records / MASTERSIX FOUNDATION
作詞者 米津玄師
作曲者 米津玄師
チャート順位
米津玄師のシングル 年表
Flamingo / TEENAGE RIOT
2018年
海の幽霊
2019年
馬と鹿
(2019年)
ミュージックビデオ
「海の幽霊」 - YouTube

海の幽霊」(うみのゆうれい、英文表記: Spirits of the Sea)は、日本ミュージシャン米津玄師の楽曲。デジタル配信限定シングルとしてソニー・ミュージックレコーズより2019年6月3日に各音楽配信サービスにてリリースされた[1]。この他、9月11日に10thシングルとしてリリースされた『馬と鹿』や、翌年8月5日に5thアルバムとしてリリースされた『STRAY SHEEP』に収録されている[2]

発表と背景

制作背景

「海の幽霊」は2019年6月7日より劇場公開される五十嵐大介原作、STUDIO4℃制作の劇場アニメ海獣の子供』の主題歌として制作された。インタビューにおいて、米津は原作を10代のころより愛読しており、映像化の話を知って主題歌をやりたいと制作陣へ依頼し、今回のコラボレーションが生まれたと語っている[3]。主題歌を担当する旨の報道がなされた後、原作者の五十嵐は、かつて米津がイメージソングを提供した「ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜」の頃より、米津と親交があったことに触れ、米津の起用について非常に好意的なコメントを残している[4][5]

プロモーション・ミュージックビデオ

楽曲のリリースに際して、米津のミュージックビデオ制作に度々携わってきた山田智和が撮影を担当した新たなビジュアルワークが公開された[6]

楽曲は2019年5月10日に公開された予告編の第2弾の内容で解禁された[7]。その後、5月27日に行われた100名限定の先行上映会にて楽曲のフルサイズとミュージックビデオが解禁された。ミュージックビデオは上映会終了後にYouTube上に公開された。ミュージックビデオはスタジオ4℃が制作した『海獣の子供』の本編映像が全編に渡って使用された[8]

2021年9月28日にミュージック・ ビデオが1億回再生を突破した。投稿日から2年と123日での達成となり、米津の手掛ける楽曲の再生数1億回は15作目となった。

チャート成績

「海の幽霊」は2019年6月3日よりデジタルシングルとしてリリースされた。オリコン調べによると、同曲はその日付で51967ダウンロード件数を記録し、2019年内のデイリーダウンロード件数の最多記録を更新した。同日のデイリーデジタルシングルランキングでは1位に登場し、他各音楽配信サービスのチャートでも軒並み1位を記録した[9]。 Billboard JAPANでは、6月10日付けのチャートに初登場した。Billboard Japan Hot 100ではダウンロード、ストリーミングのポイントが結果に組み込まれていないにもかかわらず、ラジオTwitterYouTubeの3指標で好成績を残し、初登場9位を記録した[10]。販売が開始した翌週のチャートではダウンロード件数で12万回を超える数値を記録、2位以下に大差をつけて首位を獲得した。

  • 2019年6月17日付のオリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングでは初動126,715ダウンロードを売り上げ、週間1位にランクインした。2019年年度での初週ダウンロード最高記録。
  • 2019年6月24日付のオリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングでは52,612ダウンロードを売り上げ、連続週間1位にランクインした。
  • 2019年6月17日付のオリコン週間合算シングルランキングでは初動50,686ptを売り上げ、週間4位にランクインした。
  • 2019年6月17日付のBillboard JAPAN HOT BUZZ SONGBillboard JAPAN HOT BUZZ SONGでは1位を獲得した。
  • 2019年6月17日・24日付のBillboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”では2週連続1位を獲得した。
  • 2019年6月10日・17日・24日、7月1日・8日付のJAPAN Hot Animationチャートでは5週連続1位を獲得した。

認定

有料音楽配信認定

国/地域 認定 認定/売上数
日本(RIAJ プラチナ
  • (ダウンロード)
250,000* [11]
ゴールド
  • (ストリーミング)
50,000,000*

* 認定のみに基づく売上数
^ 認定のみに基づく出荷枚数

収録曲

  1. 海の幽霊 [3:54]

脚注

出典

  1. ^ 五十嵐大介、米津玄師の新曲「海の幽霊」でジャケット描き下ろし”. 音楽ナタリー (2019年5月20日). 2019年5月20日閲覧。
  2. ^ 米津玄師ニューシングル「馬と鹿」に「海の幽霊」収録、ライブ映像付きの形態も”. 音楽ナタリー (2019年7月12日). 2019年7月15日閲覧。
  3. ^ ROCKIN`ON JAPAN JULY 2019 VOL.909
  4. ^ “主題歌が米津玄師の新曲「海の幽霊」に決定!”. アニメーション映画「海獣の子供」公式サイト (五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会). (2019年4月24日). https://www.kaijunokodomo.com/news/ 2019年5月10日閲覧。 
  5. ^ “「海獣の子供」米津玄師が主題歌「海の幽霊」書き下ろし”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年4月24日). https://natalie.mu/eiga/news/329172 2019年5月10日閲覧。 
  6. ^ “米津玄師が映画『海獣の子供』主題歌書き下ろし 新曲“海の幽霊””. CINRA.NET (CINRA). (2019年4月24日). https://www.cinra.net/news/20190424-kaijunokodomo 2019年5月10日閲覧。 
  7. ^ “米津玄師"海の幽霊"、アニメーション映画『海獣の子供』の予告編第2弾で一部初解禁”. rockin`on.com (rockin' on holdings). (2019年5月10日). https://rockinon.com/news/detail/186102 2019年5月10日閲覧。 
  8. ^ “米津玄師、新曲“海の幽霊”MV公開。先行視聴会は「海の上」で”. rockin`on.com (rockin`on holdings). (2019-2019-5-27). https://rockinon.com/news/detail/186503 2019年5月28日閲覧。  {{cite news}}: |date=の日付が不正です。 (説明)
  9. ^ “米津玄師「海の幽霊」が2019年デイリーNo.1ダウンロード数を記録!”. Qetic (Qetic). (2019年6月4日). https://qetic.jp/music/yonezukenshi-190604/318443/ 219-6-5閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。 エラー: 閲覧日がウィキペディアの設立以前の日付です。  {{cite news}}: |accessdate=|date=の日付が不正です。 (説明)
  10. ^ “CHART insight”. Billboard JAPAN (Hanshin Contents Link Corporation). (2019年6月4日). https://www.billboard-japan.com/chart_insight/ 2019年6月5日閲覧。  {{cite news}}: |accessdate=|date=の日付が不正です。 (説明)
  11. ^ “7月度有料音楽配信認定”. PR TIMES (株式会社PR TIMES). (2019年8月20日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000291.000010908.html 2020年7月5日閲覧。 
  12. ^ https://mobile.twitter.com/EnsembleFOVE/status/1133180337503137792 Ensemble FOVE Official「米津玄師さんの新曲「海の幽霊」に、Ensemble FOVEがオーケストラ演奏で参加させていただきました!オーケストラアレンジは坂東祐大(@YutaBandoh )が務めています。
  13. ^ https://mobile.twitter.com/YutaBandoh/status/1133175060330496000 坂東 祐大 |「オーケストラアレンジを担当しました。 オーケストラ演奏は@EnsembleFOVE です。 是非ご覧ください!

外部リンク


海の幽霊

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STRAY SHEEP (米津玄師のアルバム)」の記事における「海の幽霊」の解説

荘厳なオーケストラサウンドとデジタルクワイアのアレンジ織り成すバラード批評家のimdkmは、「管弦楽サウンド」をデジタルクワイアと並ぶ本楽曲の重要な点としており、「中心になっているのは、変調されたボーカル硬質ビート。しかし、そうしたエレクトロニックサウンド質感違和感なく地続きで響くオーケストラが、『海の幽霊』を飛び抜けてスケール大きくドラマチックなものにしている。」と述べている。

※この「海の幽霊」の解説は、「STRAY SHEEP (米津玄師のアルバム)」の解説の一部です。
「海の幽霊」を含む「STRAY SHEEP (米津玄師のアルバム)」の記事については、「STRAY SHEEP (米津玄師のアルバム)」の概要を参照ください。

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