流域概要とは? わかりやすく解説

流域概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 05:08 UTC 版)

四万十川」の記事における「流域概要」の解説

不入山から流れ出た川は、山間縫いながら周辺小川集めてだんだん太く大きな流れになってゆく。山清水集めた川は清流の名にふさわしい透明なたたえて窪川盆地に入る。窪川盆地では周辺田圃潤すが、窪川駅近くでは四万十町内の下水道流れ込み清流とは言いがたい状態になる。その後四万十川四万十町家地川佐賀堰堤通称家地川ダム1937年竣工)という発電用ダム堤高8.0メートル小規模で、魚道整えられていることから正確に堰堤)で水の半分近く抜かれてしまう。特に上流水量少な時期ダム直下川底から消えてしまい、川が無くなる事もある。→ダム黒潮町流れ伊与木川伊与喜川)へ放流されている。ただ、このダム存在により、四万十町下水含んだがほとんど下流流れず下流域清流保っている要因となっていることも事実である。 一旦細くなった四万十川は、四万十町田野々梼原川合流する梼原川水量豊富な支流であり、四万十川本流清流様相に戻す。ただ、梼原川には津賀発電所下道堰堤都賀ダム1944年竣工堤高45.5メートル)というダム存在する合流点の少し下流には轟の瀬と呼ばれる落差大き急流がある。続く、四万十町昭和には最大中州三島があり、キャンプ場整備されているほか、夏から秋にはアユ漁を営む人々の姿が見られる。またテナガエビ名産であり、漁が行われるが、激減している。四万十町十川では、4月下旬から5月上旬にかけては鯉のぼり川渡しが行われている(昭和49年から始められ鯉のぼり川渡し発祥の地である)。 四万十市西土佐江川崎愛媛県端を発する広見川合流し更に川幅広げ、ゆったりとした雰囲気かもしだす江川崎には温泉カヌー施設があり、ここから下流カヌーが行交いあちこちキャンプ場見られる四万十川流域湧き水多く支流以外の随所から常時きれいな水供給されている。 江川崎から少し下ると目黒川合流する。この目黒川上流には滑床渓谷があり、川底滑らかな岩盤特徴で、紅葉の時期には観光客で賑わう。 下流四万十市街の端を流れ川幅広くなり、満潮時には海水遡上する。 国土交通省手づくり郷土賞四万十川関連では「渡川第二緑地」で昭和63年度(ふるさと恵み与える川)、「渡川」で、平成2年度(生活を支える自然の)、「黒尊川」で平成5年度(自然とふれあう水辺づくり)、「四万十川共存するツルの里づくり事業」で平成26年度、「流域住民主体四万十川環境保全地域活性化活動」で平成28年度と、それぞれ受賞している。

※この「流域概要」の解説は、「四万十川」の解説の一部です。
「流域概要」を含む「四万十川」の記事については、「四万十川」の概要を参照ください。

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