沿革と施設概要
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亀専門の伊豆アンディランド(2012年8月20日に閉館)が4か月間のリニューアル工事を行い、爬虫類をコンセプトにして開園した。爬虫類館として、世界中からさまざまな種類の、カメやトカゲやワニ、カメレオン、ヘビなど爬虫類を集める。また、カエルなど両生類、及びダンゴムシなど昆虫類(虫)に加え、ビーバーなど哺乳類やフクロウなど鳥類(猛禽類)を展示する。爬虫類の豊富さは日本トップクラスである。日本最大のゾウガメを飼育しており、また70頭以上のアルダブラゾウガメを展示し、繁殖を行う日本最大のゾウガメ牧場(繁殖地)である。2013年4月25日からはミミナシオオトカゲの世界初の生体展示をしている。ミミナシオオトカゲ(Lanthanotus borneensis)は地球上で最も珍しいトカゲとされ、世界で唯一iZooで生体展示が行われ生態の解明をしている。 また、「体感型動物園」を謳っているように、爬虫類などと触れ合える「ふれあいコーナー」が数か所設置されている。リクガメのふれあいやエサやり体験は、アカアシガメ、キアシガメ、アルダブラゾウガメ、エロンガータリクガメ、ヘルマンリクガメ、パンケーキガメ、ホシガメ、ホウシャガメが行え、記念撮影が行える種もある。 園内の通路は全てブラックパイン(黒松)と呼ばれるウッドチップが敷き詰められている。これは来園者に「ジャングルに来た気分」にさせる工夫と紹介されている。。 一般家庭で飼えなくなった爬虫類や両生類を、特定外来生物を除き引き取る活動を行っている。さらに園長の白輪剛史は外来種問題の解決策としてアカミミガメ無制限引き取りを宣言した。 館内に、「DRAGON Lunch(ドラゴンランチ)」というレストランがあり、ワニ料理などがメニューにある。 2013年12月30日、世界最大の「オオアナコンダ」の展示がスタートした。体長約6.8メートル、胴回り最大約80センチ、体重約104キロのオオアナコンダは、正式な記録として残っている飼育下で世界最大と伊豆新聞は伝える。 2014年7月10日に世界で初めてミミナシオオトカゲの飼育下での産卵に成功した。縦26mm、横16mmの卵、6個が確認されたと静岡放送は伝える。2014年12月7日に世界で初めてミミナシオオトカゲの人工ふ化に成功したと共同通信が報じた。
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