江戸時代の研究とは? わかりやすく解説

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江戸時代の研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:59 UTC 版)

吾妻鏡」の記事における「江戸時代の研究」の解説

江戸時代吾妻鏡研究有名なのは林羅山道春)であり、徳川家康為に『東鏡綱要上下2冊を作成した。また黒田藩家臣書き与えた東鑑考」は漢文325字の短文ながら的を射た解説行っている。この時代『吾妻鏡』研究していたのは主に儒家国学者であり、主に有職故実武家故実の面からの研究であり、『吾妻鏡』についての著述のある伊勢貞丈榊原長俊、大塚江戸時代知られる有職故実大家である。校訂の面では古活字本寛永版の聊卜(かんりょうぼく)の功績現在の国史大系本にまで及び、伊勢貞丈榊原長俊、大塚らはいわば「吾妻鏡辞典」とも言えるような注解行い難解な『吾妻鏡』理解助けた徳川光圀によって編纂開始された『大日本史』でも『吾妻鏡』採用されている。しかし、星野恒によれば参照仕方があまり正確ではなく『吾妻鏡』影響それほど大きいものとは見られない。 最もまとまった著述残しているのは江戸時代後期徳川幕府書物奉行だった近藤守重重蔵)であり、『御本日記続録』において家康収集いわゆる北条本経緯や、その他当時知られていた別の写本について比較行い、現在でも『吾妻鏡』諸本研究においては重要史料とされている。また江戸時代には「老談一言集」に、頼朝死について部分欠落していることを徳川家康が「名将の疵に成る」と削除させたと記されていたが、近藤守重家康関与していない応永写本黒川本後述)にも頼朝死に関す記事が無い(頼朝記の最後3年分が無い)ことから「俗説信ずるに足らず」としている。

※この「江戸時代の研究」の解説は、「吾妻鏡」の解説の一部です。
「江戸時代の研究」を含む「吾妻鏡」の記事については、「吾妻鏡」の概要を参照ください。

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