江戸城外堀跡とは? わかりやすく解説

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江戸城外堀跡

名称: 江戸城外堀跡
ふりがな えどじょうそとぼりあと
種別 史跡
種別2:
都道府県 東京都
市区町村 千代田区新宿区港区
管理団体
指定年月日 1956.03.26(昭和31.03.26)
指定基準 史2
特別指定年月日
追加指定年月日 平成20.03.28
解説文: 寛永13年幕府諸大名命じて営ましめたものであって牛込口、市ヶ谷、外麹町口(四谷見付)、赤坂喰違外六ヶ所に升形を設り、これにより江戸城惣構大成江戸城完成見たのである明治維新後は市街地発展交通機関発達に伴い幾多改変経て今日至っているのであって今回指定する区域牛込見付から、赤坂見付に至る間の堀、土手及び升形跡と虎の門から溜門に至る間の一部残存せる石垣である。
既ち外濠としては自然の堀であって溜池が■に埋立てられていて一貫性を欠くうらみがあり、升形も殆ど破壞され鉄道用地等として堀の景観著るしく損っている。地域もあるけれども総体として見るならば外濠としての景観見るべきものがあり、惣構旧態偲ぶことができる。殊に江戸城防備のため特に人工を以て堀鑿した部分概ねその形態とどめていることは貴重であって中でも牛込見付より市ヶ谷に至る間と赤坂見付附近今尚満々と湛え旧観を今に伝え破壞の跡は著るしいとは言え升形中、牛込口、外麹町口、赤坂には升形一部石塁残存し就中喰違幸いによくその形態止めている。また虎の門南の外濠沿いの石垣も貴重であるが、西に屈曲して溜池連なるところ、その隅石現存するのは殊に貴重である。
江戸城将軍居城としてはたまた政治の中心として我が国における最大規模城郭であることは云うまでもないところであって情趣豊な風致として愛好されているところも少なくなく、これを指定することは極めて意義あることである。從って諸般の特殊事情もあるが、許す限りこれを指定しようとするものであって外堀はその第1次である。
史跡名勝記念物のほかの用語一覧
史跡:  永納山城跡  求菩提山  江別古墳群  江戸城外堀跡  江田穴観音古墳  江田船山古墳  江釣子古墳群


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