水素ステーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:11 UTC 版)
「エコ・ステーション」の記事における「水素ステーション」の解説
1993年、WE-NET (World Energy Network:水素利用国際クリーンエネルギーシステム技術研究開発)が発足。世界的規模での温室効果ガスの排出削減、国際エネルギー需給の緩和等エネルギー・環境問題の同時解決を目的としたものである。2002年、大阪府に国内初の燃料電池車向けの水素供給ステーションが完成。次いで同年水素供給ステーションが香川県高松市に完成した。首都圏には、2002年に横浜市鶴見区に初めて誕生した。 現在、水素自動車や水素を燃料とする燃料電池自動車が試験走行を行っており、これらへの水素ガスや液体水素を充填する施設を水素ステーションと称する。まだエコステーションに認定されていないが、将来的には認定制度に盛り込まれることが考えられる。[誰によって?] 平成14〜22年度まで、JHFCプロジェクト(Japan Hydrogen & Fuel Cell Demonstration Project)により設置されたものが首都圏、中部地区、関西地区、九州地区に14基の水素ステーションを整備し実証試験を行っていた。2019年現在、商用水素ステーションは、燃料電池実用化推進協議会 (FCCJ) の会員企業等が運営している。2018年3月5日、トヨタ、ホンダ、日産など11社が水素ステーションの本格設置を目的に「日本水素ステーションネットワーク合同会社」を設立した。日本水素ステーションネットワーク合同会社(Japan H2 Mobility、略称: JHyM〈ジェイハイム〉)によると、2021年11月18日現在、全国の水素ステーションは156カ所。 オンサイト型 圧縮機・蓄ガス器・ディスペンサーに加えて石油製品やガスを改質して水素を抽出する装置を備えているもの。水を電気分解して抽出するものもある。 オフサイト型 外部から水素ガスを搬入し、改質装置を持たないもの。液化水素の貯留槽、水素圧縮機、蓄圧設備、ディスペンサーなどから成る。 移動式 トラックに水素充填装置を積載したもので、豊田通商・大陽日酸・岩谷産業が開発・販売している。
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