水害・治水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 16:41 UTC 版)
六角川本流と同じく中~下流は超低勾配であり長い感潮域を持つ、浸水の常襲地帯。内水停滞による浸水の対策が課題となっている。 1953年(昭和28年)6月、1967年(昭和42年)7月、1980年(昭和55年)8月、1990年(平成2年)7月、1993年(平成5年)8月などに洪水被害が発生している。1953年の洪水では上流山間部で氾濫を起こした後に現多久市別府の東で数か所破堤し低地に沿って南下、支流晴気川の氾濫が合流、さらに六角川河口部では六角川本流よりも優勢な流れで南下した。1990年の洪水は多久市多久町から牛津町までの30か所超で氾濫・越水する大規模な被害となった。監視を行う観測所は妙見橋(多久市東多久町大字別府)ではん濫危険水位が4.4m、計画高水位が5.45mだが、1990年出水時は6.06m、1993年出水時は5.11mを記録している。 牛津川における近代的治水工事は1936年(昭和11年)に遡り、堤防建設や増強・拡幅、河道掘削(浚渫)、堰の改築などが行われてきた。1980年洪水後の”河川激甚災害対策特別緊急事業”(激特)では計画高水位までの築堤や橋の架け替えなどが行われた。1990年洪水後は、2度目の激特事業を通じ河道掘削や樋門設置などに加えて牟田部遊水地の設置、同時期に国・県・市町により内水対策として排水機場の設置が進められた。
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水害・治水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:35 UTC 版)
中~下流は浸水の常襲地帯だが、超低勾配であり長い感潮域を持つため、下流域の多くは内水をポンプで強制排水しなければならない。特に、大雨が潮位の高い時間帯(満潮前後や台風等による上昇時)に重なると水位が上昇しやすく、内水停滞による浸水の被害を解消するまでには至っていない。
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